モナコの22歳FW、2度のPK失敗に厳しい評価 南野の“恩師”ヒュッター監督は支持「立ち直るのを手伝う」
ニース戦で2度のPKチャンス獲得も失敗
フランス1部ASモナコは現地時間9月22日、リーグ・アン第6節でニースと対戦し0-1で惜敗した。アメリカ代表FWフォラリン・バログンが2度のPKチャンスを外してしまい、後半アディショナルタイムに失点。日本代表MF南野拓実はPKを獲得するチャンスを演出したが、勝利に導くことはできなかった。バログンに厳しい評価がなされるなか、アディ・ヒュッター監督は支援を約束している。
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今シーズンは開幕から5試合で3ゴール3アシストをマークし好調の南野。2位ニースとの上位対決でもスタメン出場した。前半12分、MFアレクサンドル・ゴロビンがペナルティーエリア内で倒されモナコが早速PKを獲得する。
キッカーを務めたバログンのキックは、左の甘いコースに飛び相手GKにセーブされてしまった。すると0-0のまま迎えた後半10分、今度は南野がビッグチャンスを呼び寄せる。モナコがサイドでボールを奪い、味方の中央の折り返しにペナルティーエリア内で南野が反応。上手く身体を相手との間に入れて倒され、PKを獲得した。
しかし、2度目となったバログンのキックは再びGKにセーブされ、またもPKを決めることができず。南野はその後も惜しいペナルティーエリア内からのシュートや、ターンからスルーパスを通すなどチャンスを作ったが得点にはつながらなかった。チームは終盤に失点を許し、0-1で勝利を逃している。
この結果、モナコが首位陥落。ニースが入れ替わりでリーグの首位に立った。フランスのニュース専門サイト「Get French Football News」はバログンの寸評を「2度のシュートミスを犯したバログンにとっては、厳しい夜となった。彼はニースとの2試合で3つのPKを失敗している。彼の連係プレーは全体的に良かったし、2つのペナルティーミスがなければ堅実なパフォーマンスだっただろう」と、PK失敗について嘆いた。
一方で米スポーツ専門局「ESPN」はヒュッター監督が「これがサッカー。彼はまだ若いアタッカーなので我々は彼が立ち直るのを手伝うつもりだ。我々は勝ちも負けも一緒だ」とコメントを残したと報道。今季から指揮を執るヒュッター監督のもとでは南野も復活を遂げたなか、今夏アーセナルから加入した22歳のバログンも再び輝きを取り戻すことだろう。