恩師ザッケローニが本田の適性について持論 「ケイスケはサイドができない」と辛辣な指摘

新天地では「自分の家」でプレーできるか

 ザッケローニ氏は本田にサイドの適正がないと主張している。ミランでも本田のスピード不足と局面打開力の欠如が問題視されているが、歴代のミラン監督は本田を中央で起用するケースが少なかった。

 ザッケローニ氏は日本代表で4-2-3-1を採用し、本田をトップ下で起用したが、ミランでは右サイドを主戦場としている。昨季開幕直後に4-3-1-2システムをテストしたシニシャ・ミハイロビッチ元監督は本田をトップ下で起用するも、奏功せずにシステム変更をしていた。日本代表でもハリルホジッチ監督は右サイドで本田を起用するが、その適正はないとザッケローニ氏は語っている。

 本田自身も「自分の家」とトップ下へのこだわりを見せているが、ミランと現在の日本代表にそのポジションはない。そして、バランサーとして評価された昨季から攻撃で違いを見せるシーンが激減している。来年1月の移籍が報じられている本田だが、新天地ではトップ下でプレーできるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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