低迷マンU、公式戦6戦4敗スタートは“37年ぶり” 危機的状況に英記者も警鐘「サポーターの我慢は限界に達してしまうかも」

低調なマンUに注目【写真:ロイター】
低調なマンUに注目【写真:ロイター】

次節バーンリー戦ではより勝利が求められる

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ開幕5試合で3敗を喫し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ初戦でもドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに敗戦と低空飛行が続いている。次節バーンリー戦で敗れれば、サポーターの我慢も限界に達する危機的状況になりかねないと警鐘が鳴らされている。

 ユナイテッドはエリック・テン・ハフ監督就任2年目を迎えた。プレミアリーグ開幕戦でウォルバーハンプトンを1-0で下して白星スタートを切ったが、第2節ではトッテナムに敵地で0-2と完敗。続くノッティンガム・フォレスト戦は3-2で勝利するも、その後はアーセナル(1-3)とブライトン(1-3)に連敗した。さらに9月21日に行われたCL第1節のバイエルン戦も3-4で敗れた。今季公式戦6試合で計14失点と守備は崩壊している。

 英紙「デイリー・メール」の記者、クリス・ウィーラー氏は自身のコラムでユナイテッドの現状について「アウェーでバイエルン、アーセナル、トッテナムに敗れるのは恥ではないが、このまま改善が見られなければサポーターの我慢は限界に達してしまうかもしれない」と危機的状況が目前だと指摘。特に守備陣に怪我人が続出するなど苦しい事情はあるとはいえ、現地時間23日に行われる19位バーンリー戦について「テン・ハフはこの土曜の夜にどうしても勝利が必要だ」と絶対に勝点を落とすことが許されない試合だと強調した。

 データ会社「オプタ」によれば、ユナイテッドがシーズン最初の公式戦6試合で4敗を喫したのは1986-87シーズン以来実に37年ぶりだったという。不名誉な形で歴史に残るほどの低調な立ち上がりとなり、オランダ人指揮官に対する風当たりも強まっている。“赤い悪魔”は浮上のきっかけを掴むことはできるのか。それともこのまま沈みゆく船となってしまうのだろうか。

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