モナコ南野、PK奪取も味方が決められず 1試合2本のPK失敗はリーグ・アンでは「2007年以来」と海外報道

モナコでプレーする南野拓実【写真:Getty Images】
モナコでプレーする南野拓実【写真:Getty Images】

フル出場した南野だが得点はできず

 フランス1部ASモナコは現地時間9月22日、リーグ・アン第6節でニースと対戦し0-1で惜敗した。日本代表MF南野拓実はPKを獲得するチャンスを演出したが、キッカーのFWフォラリン・バログンが外してしまい得点にはつながらなかった。海外メディアも「バログンの日ではなかった」と報じている。

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 今シーズンは開幕から5試合で3ゴール3アシストをマークし好調の南野。2位ニースとの上位対決でもスタメン出場した。前半12分、MFアレクサンドル・ゴロビンがペナルティーエリア内で倒されモナコが早速PKを獲得する。

 キッカーを務めたバログンのキックは、左の甘いコースに飛び相手GKにセーブされてしまった。すると0-0のまま迎えた後半10分、今度は南野がビッグチャンスを呼び寄せる。モナコがサイドでボールを奪い、味方の中央の折り返しにペナルティーエリア内で南野が反応。上手く身体を相手との間に入れて倒され、PKを獲得した。

 しかし、2度目となったバログンのキックは再びGKにセーブされ、またもPKを決めることができず。南野はその後も惜しいペナルティーエリア内からのシュートや、ターンからスルーパスを通すなどチャンスを作ったが得点にはつながらなかった。チームは終盤に失点を許し、0-1で勝利を逃している。

 この結果、モナコが首位陥落。ニースが入れ替わりでリーグの首位に立った。ドイツ誌「キッカー」は「今日はバログンの日ではなかった」と2本のPKを外したバログンについて報道。2本目に関しては「南野がサンソンに足をかけられた。このPKで元アーセナルのストライカー・バログンが再びスポットからシュートを放つも止められた」としている。

 またフランスのスポーツ専門局「RMCスポーツ」は「サンソンは日本人ストライカーを倒してしまった」と南野のPK奪取シーンについて報じ、「データ会社『オプタ』によると、リーグ・アンで、同じ試合で2本のPKを外した最後の選手は、2007-08シーズン開幕戦でのトイフィルー・マウリダ以来だった」という。

 好調を維持する南野はここ2試合ゴールがないなか、バログンとしても悔しい試合となってしまった。

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