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メッシ、PSG時代の苦悩 W杯制覇が生んだ亀裂…一部サポーターとの確執も「認められなかったのは僕だけ」
PSGを退団した理由を明かす
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、昨シーズン限りでフランスの強豪パリ・サンジェルマンを退団して米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミへ移籍した。米スポーツ専門局「ESPN」はメッシのインタビューを報じ、そこではPSGを退団した理由が話されている。
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メッシは幼少期にスペインへ渡って名門バルセロナの下部組織で育ち、トップチームでも長年エースとしてプレーした。しかし、クラブの財政難もあり2021年夏に退団。PSGで2シーズンをプレーして、今夏にアメリカ行きが決まり、インテル・マイアミと2年半の契約が発表された。
PSGへの移籍が本意でなかったのかと問われたメッシは「あのようなことが起きた。期待通りの出来事ではなかったけど、僕はいつも、物事には理由があると思うんだ。PSGで上手くいかなかったにしても、その間にワールドチャンピオンになれたんだ」と、2022年11月から12月にかけて行われたカタール・ワールドカップ(W杯)をPSG在籍中に勝ち取ったことに触れた。
一方でメッシは、「25人の中でクラブに認められなかったのは僕だけだった。まあ、理解はできるよ。僕ら(アルゼンチン)のおかげで彼ら(フランス)はW杯の奪還に失敗したのだから」と、決勝でPK戦まで持ち込まれた激闘の末に撃破した相手がフランスだったことは、大会後に多少の軋轢を生んだことを話した。さらに「PSGの有名なサポーターグループのうちいくつか」との間に亀裂があり、緊張関係だったことも認めている。
PSGでのメッシは公式戦75試合32ゴールを記録し、2シーズン連続で国内リーグも制した。結果だけを見ればその実力を示した部分は大きかったが、ピッチ外も含めた環境という点では苦い思い出が少なからずあるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)