U-22日本は「事実上2軍メンバー」 アジア大会3発快勝スタートに韓国驚き「90分間圧倒した」
アジア競技大会で初戦白星スタート、主力複数欠く大岩ジャパンに韓国注目
大岩剛監督が率いるU-22日本代表は9月20日、中国・杭州で行われているアジア競技大会でU-24カタール代表を3-1で下し、白星スタートを切った。日本は今大会で複数の主力メンバーを呼ばず、大学生10人が含まれる編成となったなかでの快勝劇に、韓国メディアは熱視線を送っている。
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日本は開始2分、MF谷内田哲平(京都サンガF.C.)が直接フリーキックを決めて先制すると前半25分にはMF西川潤(サガン鳥栖)のクロスを受けたFW内野航太郎(筑波大)が蹴り込み2点目を奪取。1点を返されて迎えた後半43分にもセットプレーからDF山崎大地(サンフレッチェ広島)が3点目を決めて3-1で勝利した。
2010年の中国・広州大会以来、2度目の大会制覇へ幸先良いスタートとなったなか、韓国の日刊紙「韓国日報」は「22人中10人が大学生の日本サッカー、カタール3-1で撃破…優勝候補だ」との見出しで快勝劇を演じた戦いぶりに注目。「日本は事実上『2軍メンバー』として参加した。それでも強かった。90分間圧倒した」と驚きを持って伝えている。
日本はFW細谷真大(柏レイソル)、MF松木玖生(FC東京)など一部主力メンバーをパリ五輪1次予選を兼ねたU-23アジアカップ予選で招集。アジア大会では来年のパリ五輪メンバー入りを見据え、アピールが求められる国内外組や大学生中心の構成となり、戦力の底上げを図る。
オーバーエイジ3名(24歳以上)を起用できるレギュレーションも活用していない日本に対し、アジア大会で3連覇が懸かるうえ、金メダル獲得で兵役免除となるファン・ソンホン監督率いるU-24韓国代表は本気モード。フランス1部パリ・サンジェルマンでプレーするFWイ・ガンインらの欧州組やA代表勢も呼び寄せている。
優勝のライバルと目される日本の動向は無視できないようで、「大学生を中心にチームを組んだアジア大会サッカー代表チームが優勝候補らしい競技力でカタールに勝利した。結果だけでなく、全体的な競技力はファン・ソンホン号が憂慮する水準だった」と指摘。初戦でクウェートに9-0勝利を飾ったものの、警戒を呼び掛けていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)