U-22日本は「予想どおり強い」 アジア大会3発快勝に韓国警戒、母国9ゴール圧勝劇も「憂慮する水準」
U-24カタールを3-1撃破、アジア大会の出来に韓国メディア熱視線
大岩剛監督が率いるU-22日本代表は9月20日、中国・杭州で行われているアジア競技大会でU-24カタール代表を3-1で下し、白星スタートを切った。今大会には現時点における一部の主力クラスが招集されていないなかで、快勝劇を演じたそのパフォーマンスに韓国メディアが熱視線を送っている。
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2010年の中国・広州大会以来、2度目の大会制覇を目指す日本が、幸先良いスタートを切った。開始わずか2分、ゴールまでおよそ20メートルの位置で獲得したフリーキックをMF谷内田哲平(京都サンガF.C.)が決めて先制。前半25分にはMF西川潤(サガン鳥栖)のクロスを受けたFW内野航太郎(筑波大)が蹴り込んで2点目を奪った。
後半34分にロングキックをGK藤田和輝(栃木SC)が弾き切れず1点を返されるも、同43分にセットプレーからDF山崎大地(サンフレッチェ広島)が駄目押しとなる3点目を決めて3-1で勝利。U-24パレスチナを含めた3か国での争いとなるグループステージでまずは幸先良いスタートを切った。
今大会には、FW細谷真大(柏レイソル)、MF松木玖生(FC東京)といった一部の主力クラスを招集せず、戦力の底上げを図る大岩ジャパン。そのなかでの快勝劇に、韓国紙「スポーツ朝鮮」は「日本は予想どおり強かった、カタールを3対1撃破」と見出しを打ち注目。「簡単な優勝なんてない。『対抗馬』日本は優勝候補らしい戦力を誇った」と伝えている。
ファン・ソンホン監督率いるU-24韓国代表はクウェートとの初戦で9-0の大差で圧勝。このアジア大会で3連覇が懸かるうえ、金メダル獲得で兵役免除となるだけに、フランス1部パリ・サンジェルマンでプレーするFWイ・ガンインらの欧州組やA代表勢も呼び寄せる本気モード。戦力的には優位な状況下にあっても日本の動向はやはり無視できないようだ。
記事では「結果も結果だが、良い内容を披露した。弱点も発見されたが、全体的な競技力は明らかに3連覇を狙うファン・ソンホン号が憂慮する水準だった。代表チームが金メダルを取るためには、日本レベルのチームも越えなければならない」と、警戒心を強めていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)