「コレは泣ける」 韓国サポーター、ACL日本会場で“心温まる横断幕掲出”に感動の声
ACL・横浜FM戦で快勝、サポーターが掲げた横断幕が注目
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区のグループステージが9月19日に開幕し、横浜国際総合競技場ではJ1王者・横浜F・マリノスと韓国Kリーグの仁川ユナイテッドFCが対戦。4得点を奪った仁川が白星スタートを切ったなか、アウェーの地へ駆けつけた仁川サポーターが会場で掲げた横断幕が話題に。SNS上では「コレはマジで泣ける」「素敵過ぎる」といった感動の声が相次いでいる。
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ACL初挑戦の仁川が前半8分にオウンゴールで先制した試合はその後、点の取り合いに。前半を2-2のタイスコアで折り返すと、後半はしばらく膠着状態が続いたものの途中出場の仁川FWエルナンデス・ロドリゲスが、カウンターから後半30分、34分と立て続けに得点し4-2で勝利。アウェーで迎えたACLグループ初戦で幸先良いスタートを切った。
会場となった横浜国際総合競技場には、仁川サポーターも多数集結。熱心に声援を送る姿が見られたなかで注目を浴びたのが、1つの横断幕だった。スタンドの最前列前にある柵に掲げられた白い幕には、日本語で「ユ・サンチョルを忘れずにいてくれてありがとう」の文字が記されていた。
ユ・サンチョルさんは、韓国代表として通算122試合18得点を記録。ワールドカップに2度出場したレジェンドとして知られ、Jリーグでは横浜F・マリノスと柏レイソルでプレーした。引退後は指導者へと転身し、2019年から仁川の監督も務めたなか、同年に膵臓がんであることを公表。闘病を続けた末、21年6月7日に帰らぬ人となった。
Jリーグでも活躍したユ・サンチョルさんの訃報は日本でも大きく報じられ、今年6月のJ1リーグ第17節・横浜FM対柏の一戦では試合前に追悼セレモニーが実施。日韓の懸け橋となった元韓国代表レジェンドに思いを馳せる日本サポーターの姿は韓国サポーターにも届いていたようで、今回の横断幕掲出に至ったようだ。
この光景を収めた写真がSNS上拡散されるとファンから注目を浴び、「コレはマジで泣ける」「素敵過ぎる」「グッと来た」などといった感動の声が続々。ACL会場に出現した心温まる横断幕に大きな反響が寄せられていた。