川崎、マレーシアのJDT相手に1-0でACL勝利 マルシーニョが殊勲の決勝弾
前半終了間際にマルシーニョがゴール、VARチェックを経て認められる
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24の東地区が9月19日に開幕戦を迎え、川崎フロンターレは敵地マレーシアでジョホール・ダルル・タクジム(JDT)と対戦。前半終了間際の1点を守り切り、1-0の勝利を収めた。
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今大会はアジアサッカー連盟(AFC)により秋春制へ完全にシフト。12月にかけて5組に分かれて各組首位と2位のうち上位3チームが突破するグループステージの戦いがあり、来年2月に決勝トーナメントがスタートする。JDTは今季の国内リーグを21戦20勝1分、82得点7失点で得失点差プラス75という驚異的な成績を残している。前回のACLで、JDTは川崎と同組のグループステージを突破した。川崎は直接対決で1勝1分だったものの、敗退に追い込まれた相手へのリベンジの意味もある開幕戦になった。
川崎は今夏に加入のFWバフェティンビ・ゴミスを最前線に起用。ボール保持率を高めるもなかなか決定機を作るには至らなかった。逆に前半22分、JDTは右サイドの背後にスルーパスを通し、MFアリフ・アイマンが突破にかかる。ペナルティーエリア内でGKチョン・ソンリョンが飛び出して対応すると相手は転倒したが、主審はファウルの笛を吹かず。JDTの選手たちが猛抗議し、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)もPKのチェックをする際どい判定だったが、そのままノーファウルとなり川崎は事なきを得た。直後にはペナルティーエリア内でMFベルクソンにシュートを許す大ピンチを迎えたが、これもボールが枠外に転がって先制点を与えるピンチを逃れた。
次第にJDTがペースを握るようになったが前半31分、川崎は相手の最終ラインにプレッシャーをかけて奪ったFWマルシーニョがそのままドリブルで独走。そのままGKと1対1になったが、シュートはファインセーブされてしまった。直後にはベルグソンの強烈ミドルをチョン・ソンリョンがファインセーブした。そして川崎は前半45分、MF家長昭博がゴール前に入れたボールをMF瀬古樹が競り合い、こぼれ球に反応したマルシーニョが最初のボールに反応して相手GKが飛び出していたところで無人になったゴールにオーバーヘッドで流し込んだ。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のゴールチェックに時間は要したが、このまま認められて川崎が先制点を奪って前半を終えた。
後半2分にはJDTがカウンターを一閃し、アイマンが鋭い突破。ペナルティーエリア内まで進出した1対1はチョン・ソンリョンが防いだものの、川崎は冷や汗をかかされた。後半16分に川崎は瀬古が最終ライン背後に走り込み、相手GKの飛び出しを交わすようにボールをゴール方向に転がしたものの、相手DFのカバーが間に合い追加点とはならなかった。後半20分にはMF脇坂泰斗のストレートクロスにマルシーニョが飛び込む決定機もあったが、これもヘディングシュートが枠外。大きなチャンスを続けて逃してしまった。
それでもこのまま1点差での逃げ切りに成功した川崎は、アウェーでの開幕を勝ち点3でスタートする上々のスタート。同組に蔚山現代(韓国)やパトゥムBG(タイ)といった難敵を抱えるだけに、大きな1勝になった。
[試合情報]
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■AFCアジアチャンピオンズリーグ2023-24
9月20日(水)
グループE
ペルセポリス(イラン) vs アル・ナスル(サウジアラビア)
3:00キックオフ
グループH
メルボルン・シティ(オーストラリア) vs ヴァンフォーレ甲府
19:00キックオフ
解説:ハーフナー マイク 実況:福田浩大
グループJ
武漢三鎮(中国)vs 浦和レッズ
21:00キックオフ
解説:槙野智章 実況:野村明弘
■AFCチャンピオンズリーグ2023-24 グループステージ日程
第1節 9/19(火)9/20(水)
第2節 10/3(火)10/4(水)
第3節 10/24(火)10/25(水)
第4節 11/7(火) 11/8(水)
第5節 11/28(火)11/29(水)
第6節 12/6(火) 12/12(火) 12/13(水)