殊勲の一撃を決めた鹿島FWが感謝 クラブW杯敗退危機を救った「柳沢コーチの教え」

オークランド戦に途中出場の赤崎が、重苦しい空気を吹き飛ばす同点弾

 FIFAクラブワールドカップ(W杯)初戦敗退の危機を救った同点弾は、“鹿島イズム”が蓄積された一撃だった。8日のオークランド・シティーFC(ニュージーランド)戦で同点ゴールを決めたFW赤崎修平は、柳沢敦コーチの教えに感謝した。

 鹿島は後半5分に、オークランドDFキム・デウクに先制ゴールを許す苦しい立ち上がりとなった。石井正忠監督はその4分後に、FWファブリシオに代えてFW赤崎秀平、同17分には主将のMF小笠原満男に代えて金崎を投入した。すると同22分に日本代表MF永木亮太のラストパスを、赤崎が右足でゴール左に決めて同点とした。

 その後チームは、同43分に生まれた金崎の決勝弾でなんとか2-1と勝利した。同点ゴールについて問われた赤崎は、「折り返しが来ると思っていた。(永木)亮太くんからのいいパスを決めるだけで、GKとDFの動きを見て逆に蹴るだけでした」とゴールを振り返った。

 そしてこのゴールには、1990年代から2000年代にかけて鹿島のエースに君臨し、現在コーチを務めている柳沢氏の存在が大きかったという。

 

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