「今のレアルに居場所はあるのか?」 久保建英、古巣戦の好パフォーマンスでスペイン紙が注目
久保はレアルの守備を翻弄
スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英は、9月17日のラ・リーガ第5節レアル・マドリード戦(1-2)でゴールやアシストこそなかったものの、出色のプレーぶりから評価が上昇している。スペイン紙「マルカ」は、「久保は輝いているが、今のレアル・マドリードに居場所はあるのか?」と取り上げている。
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ソシエダで2シーズン目を迎えた久保は、レアル戦前までの4試合で3ゴール1アシストと、突出したパフォーマンスを披露。アウェーで迎えたレアル戦では前半5分、FWアンデル・バレネチェアへの絶妙なクロスから先制点に絡むと、後半11分にはオフサイド判定で取り消される“幻の得点”で相手ゴールを脅かした。
レアル専門サイト「Defensa Central」は、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長が久保のパフォーマンスを受け、「シーズンを通してこのレベルでプレーするなら、6月に話をしなければならないだろう」と、再獲得を示唆していたと伝えた。
スペイン紙「マルカ」も、「久保は輝いているが、今のレアル・マドリードに居場所はあるのか?」と見出しを打ち、過熱する古巣レアル・マドリード復帰の可能性に目を向けている。
「タケは4年前にレアル・マドリードに移籍したものの、マドリードのユニフォームを着て公式戦に出場する機会に恵まれなかった。元所属の選手が“愛する”古巣クラブと対戦する時、いつも繰り返される疑問がある。現在のレアル・マドリードに居場所はあるのだろうか? 今のスタメンから誰を外すのだろうか? タケの場合、加入からすでに5度の(レアル)退団を経験している。マジョルカへ2回、ヘタフェ、ビジャレアル、そしてレアル・ソシエダへの移籍だ」
記事では、「レアル・マドリードはタケの資質を熟知しており、日曜日の試合結果を受けて、迷うことなくタケを買い取り、来シーズンのメンバーに加えるだろう。この日本人選手はみんなを驚かせた。試合開始から約1時間、レアル・マドリードの守備陣は、タケの大胆さ、縦への突破力、そして技術でパニックに陥っていた」とレアル・マドリードを混乱させた実力を評価しつつ、実際にレアル・マドリードに復帰できるかは、また難しさが伴うとの見解を述べている。
「当然のように、レアル・マドリードはタケをはじめ、権利を持っている選手を徹底的に監視しているが、タケの次元は他を圧倒している。タケの将来が即座の決断に左右されるのであれば、彼の復帰に賭けるが、それはまだ何週間も先のことで、考慮すべき要素はたくさんある」
久保がレアル・ソシエダで活躍すればするほど、レアル・マドリード復帰の可能性もメディアを賑わせそうだ。