ブライトン戦術は「プレミア最高」 マンU撃破で英喝采、巧妙パスワークは「この世のものと思えない」
敵地でマンUを3-1撃破、効果的な攻撃時の組み立てをキャラガー氏が絶賛
日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは前節マンチェスター・ユナイテッドを3-1で撃破し、今季4勝目を挙げた。解説者の元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーはユナイテッドを攻略したブライトンを「プレミアリーグ最高のチームの1つ」と称賛している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
ブライトンは敵地オールド・トラッフォードで快勝を収めた。中盤をダイヤモンド型にした4-4-2システムで試合に臨んだユナイテッドが前半の立ち上がりは主導権を握っていたが、ブライトンは時間の経過とともに相手のシステムに適応。前半20分には右サイドからの展開でFWダニー・ウェルベックが古巣相手に先制点を奪った。
さらに後半8分には左サイドの三笘のパスを受けたDFタリク・ランプティのラストパスからMFパスカル・グロスがうまく抜け出して追加点をゲット。同26分には途中出場のFWジョアン・ペドロがダメ押しの3点目を挙げた。
キャラガー氏はブライトンがDFルイス・ダンクとDFヤン・ポール・ファン・ヘッケのセンターバック2人が幅を取り、そこに足もとの技術に優れたGKジェイソン・スティールがビルドアップに加わることで効果的な攻撃の組み立てを行っていたことなどを指摘し、ブライトンの巧みなパスワークを絶賛。惜しみない賛辞を送っていた。
「今のブライトンが見せるフットボールはこの世のものとは思えないほど素晴らしい。(ユナイテッド相手の勝利は)ショックだったか? いや、今のブライトンならどのような結果でも驚きはないと思う。我々はプレミアリーグ最高のチーム、そして最高の監督の1人を見ている」
ロベルト・デ・ゼルビ監督の下で成長を続けるブライトンはユナイテッド撃破でその強さをあらためて示した。6位でUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得した昨季以上の躍進も期待できそうだ。