久保建英の“幻のゴール”は「芸術作品だった」 敵地で示した鮮烈な一撃を現地絶賛「彼の靴には魔法がかかっている」

ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】

後半11分にカットインからネットを揺らすもオフサイド判定に泣く

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、9月17日のラ・リーガ第5節レアル・マドリード戦(敵地:1-2)でフル出場した。古巣対戦で“幻のゴール”となった一撃を、現地メディアは「芸術作品だった」と絶賛している。

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 前線の右でこの日もスタメン出場した久保は、ソシエダ攻撃を牽引。前半5分には久保が右サイドからカットインし、FWアンデル・バレネチェアへ絶妙なクロス。バレネチェアのシュートは1度GKにはじかれたものの、こぼれ球を押し込んで先制に成功した。

 注目を集めたのは、後半11分に久保が放った鮮烈な一撃。右サイドでパスを受けた久保がカットインしながらペナルティーエリアすぐ外で左足を振り抜く。弾丸ミドルはゴールに突き刺した。しかし、オフサイドポジションにいたFWミケル・オヤルサバルに掠るように飛んで行ったため、副審の旗が上がりオフサイド判定を取られゴールは認められなかった。

 チームはレアルに逆転を許し1-2の敗戦。久保の古巣対戦は苦い結果となったが、先制弾関与や“幻のゴール”には賛辞が贈られている。スペインメディア「エル・デスマルケ」は「久保建英はなんと素晴らしい選手なのだろう」とプレーを絶賛。「この日本人は非常に高いクラックレベルにある。彼の靴には魔法がかかっている」と評した。

 特に“幻のゴール”シーンについては「ボックスの外から見事なゴールを決めたのだが認められなかった。この一撃は芸術作品だった」と惜しくも記録に残らなかった一撃を悔やんでいる。

 ソシエダですでに中心的選手として活躍する久保。古巣相手にも堂々としたパフォーマンスに、現地メディアも感銘を受けていたようだ。

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