鹿島の石井監督、采配ズバリで逆転勝利も… 決勝弾の金崎投入は「予定通りではなかった」

指揮官は内容に苦言も、「勝負強さは見せられた」と結果には一定の評価

 鹿島アントラーズは8日のFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)開幕戦のオセアニア代表オークランド・シティ(ニュージーランド)と対戦。1-1で迎えた後半43分、途中出場のFW金崎夢生が決勝ゴールを決めて鹿島が2-1と勝利した。采配的中の石井正忠監督は「勝負強さを見せられた」と手応えをつかみ、決勝戦までの道のりを見据え「(決勝を含め)4試合やるのが目標」と力強く語った。

 Jリーグチャンピオンシップでも年間順位3位から下克上でタイトルを勝ち取った鹿島は、その勝負強さをクラブW杯でも発揮した。先制を許しながらも、途中出場のFW赤崎秀平と金崎の2人がゴールを奪い、2-1と逆転勝利を収めている。

 指揮官は「前半は体が重く感じた。後半は動くと思った。相手陣内でボールを回したがシュートは少なかった。1点を失ってからギアが上がったが、それを続ければこの先は勝てない」と内容に苦言を呈しつつ、「勝負強さは見せられた」と結果には一定の評価を下している。

 決勝点の金崎は足首ねんざで回復を優先させる予定だったが、ビハインドを背負ったことでスーパーサブとして起用せざるを得なかった。「予定通りではなかった。足はまずまずの状態。点を取りに行くしかないなかで、思ったより早くなった。使いたくないわけではなかったが、内容も見ていた」と、エース起用は想定外だったことも明かした。

 

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