菅原由勢、リバプールに続きポルトガル1部ベンフィカも興味か 海外報道「名前をリストアップした」
「近代的なSBでウイングバックのポジションも問題なくこなす」と菅原を評価
日本代表DF菅原由勢は、カタール・ワールドカップ(W杯)後に発足した第2次森保ジャパンで右サイドバック(SB)のレギュラーとして定着しつつある。オランダ1部AZアルクマールでのプレーぶりから欧州でも評価を高めており、今夏の移籍市場でもビッグクラブへの移籍が報じられてきた。そうしたなか海外サッカーサイト「OneFootball」は、ポルトガル1部ベンフィカが獲得に乗り出す可能性を報じている。
2019年にAZに加入した菅原は、23歳ながらもすでに欧州で5シーズン目を迎えている。今夏の移籍市場ではオランダを離れることはなかったが、先日のドイツ代表戦(4-1)でも、MF伊東純也のゴールをアシストするなど、攻守にわたって存在感を示した。
ベンフィカでは、デンマーク代表DFアレクサンダー・バーが右SBを務めているが、選手層を厚くするためにも同ポジションの補強に出る可能性があるようだ。記事によれば、ベンフィカの首脳陣は「すでに1月の移籍市場でのターゲットを決めており、ロジャー・シュミット監督は(センターバックの)DFジョアン・ビクトルを右サイドで使うことはオプションとして考えていない」と、伝えている。
そして、このターゲットというのが菅原だ。「ベンフィカは菅原由勢の名前をリストアップした。イバン・フレスネダが加入する前にスポルティングが、(現トッテナム)DFペドロ・ポロの後継者として右サイドの獲得候補にしていた選手だ。日本人のアスリートは、AZでプレーしており、オランダの市場で評価を高めている」と、紹介した。
さらに「23歳は、日本代表で6試合に出場しており、近代的なSBでウイングバックのポジションも問題なくこなす。天性のスピードがあり、最終ラインを破壊できるこのアスリートは素晴らしいクロスを持ち合わせており、キーパスを送ることができる。ロジャー・シュミット監督がサイドに求める選手であり、高い位置でプレスをかけることができ、相手の守備に負荷をかけられる。守備面では課題もある。攻撃的な特徴を持つため、相手のウイングに破られることもあり、この点でもアレクサンダー・バーと似ていると言える。フィジカル面でも、もっとも強い選手ではない」と、攻撃面に長所があり、守備面に弱点がある選手と伝えている。そして、最大の強みには「セットプレー」を挙げた。
近年はポルトガルリーグでプレーする日本人選手も増えているが、冬の移籍市場で2022-23シーズンのポルトガル王者に菅原が加入することになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)