久保建英が「レアルへメッセージ」　股抜きに絶妙クロスと“犠牲者”続出…現地絶賛「完璧なレベル」

「ソシエダの大きな攻撃的リーダー」と久保を称賛

　スペイン1部レアル・ソシエダは、現地時間9月17日にラ・リーガ第5節でレアル・マドリードと敵地で戦い1-2の敗戦となった。フル出場した日本代表MF久保建英は、古巣クラブを驚かす圧巻のプレーを披露したなか、スペインメディアも「久保は彼ら（レアル）へメッセージを送った」と活躍ぶりを称えている。

　前半で試合を支配する圧倒的なプレーを見せた久保。前半序盤の先制弾の場面では、右サイドからカットインし、FWアンデル・バレネチェアへ絶妙なクロスを送る。シュートは1度GKにはじかれたものの、こぼれ球を押し込んだ。

　後半11分には右サイドでパスを受けた久保がカットインしながらペナルティーエリアすぐ外で左足を振り抜く。弾丸ミドルはゴールに突き刺したものの、オフサイドポジションにいたFWミケル・オヤルサバルに掠るように飛んで行った。このためオフサイド判定となるゴールは認められなかった。

　前半終了間際にMFトニ・クロースと対峙した際には股抜きを披露。イエローカードを誘発するなど多彩なプレーを見せたが、チームは逆転を許し1-2で敗れている。

　こうしたなか、久保が下部組織時代に過ごしたバルセロナの専門メディア「FCBN」もこの試合に注目。「ソシエダの大きな攻撃的リーダーであることを示す完璧なレベル」と、久保のプレーを絶賛している。

　記事では「フラン・ガルシアにとっては悪夢であり、彼へのケア、スピードの変化、危険度に常に苦しめられていた。ガルシアは、最初の45分間で悪夢を体験し、久保の主な犠牲者となった」と、対峙したレアルDFフラン・ガルシアを圧倒するパフォーマンスだったと評した。

　また「今シーズン、久保建英の名前は多くの話題を提供するだろう。久保は彼ら（レアル）へメッセージを送った」と報じ、古巣レアルが久保を買い戻す可能性も残されていると指摘している。スペインで評価を上げ続けている久保。古巣からも大きな脚光を集めていたようだ。