「トミヤスと同じ」 アーセナル監督、定位置争いの“基準”を明かす「それが私のメッセージ」
冨安は試合終盤に途中出場した
イングランド1部アーセナルは、9月17日に行われたプレミアリーグ第5節でエバートンと対戦し、1-0で勝利した。日本代表DF冨安健洋はベンチスタートとなり、試合終盤に出場をしている。選手層の厚いアーセナルで先発に入れない冨安だが、試合後にはミケル・アルテタ監督が信頼を寄せていることを感じさせるコメントを発している。クラブ公式サイトが報じた。
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アウェーでエバートンと対戦したアーセナルは、後半24分にショートコーナーの攻撃からMFレアンドロ・トロサールが決勝点を挙げ、1-0で勝利。開幕からの成績を4勝1分けとして、無敗記録をキープしている。
アーセナルがアウェーでエバートンから勝利を挙げたのは、2017年以来のこと。この試合では開幕戦から先発出場を続けてきたイングランド代表GKアーロン・ラムズデールがベンチスタートとなり、今夏の移籍市場で加入したスペイン代表GKダビド・ラヤが先発フル出場し、無失点に貢献した。
アルテタ監督は、クラブに在籍しているGKの3選手が全員高いクオリティーを持っていることを強調するとともに、過去の試合で試合中にGKを交代させずに勝っていた試合を引き分けに持ち込まれたことを悔やんでいると明かした。そして、GKの選手交代があまり行われないことについて、「誰かがその選手交代をやったら変な感じになり、『なぜだ?』と質問するだろう。でも、なぜダメなのか? もしクオリティーの高いGKが別にいて、何かをしてくれる、あるいは何かを起こしてくれるから交代させるべきだと思ったらそうするべきだ。それは私が抱えている後悔であり、ポジション争いとは別に、全選手にプレーする機会があると感じさせたいと思う。それが私のメッセージだ」とコメントした。
そして、先発落ちしたラムズデールへのメッセージについては、「(ガブリエル・)ジェズスと同じ、トミヤスと同じ、彼らとまったく同じだ。私たちは11人の選手で戦う。10人+1人でも、10人でも、9人でもない。まったく同じだ」と語り、ポジションを問わずにハイレベルな定位置争いを続けてほしいというメッセージを送っている。