J1残留争い直接対決は柏に軍配! 横浜FCを2-1撃破、最下位・湘南と再び5ポイント差へ
柏が意地を見せて勝利
J1リーグは9月17日に第27節の2試合を行い、17位の横浜FCは16位の柏レイソルをホームのニッパツ三ツ沢球技場に迎えた。前日には今節を前に最下位だった湘南ベルマーレが勝利し、横浜FCとの勝ち点差は1、柏との勝ち点差は2に迫っていただけに、両チームにとって勝ち点3が絶対に欲しい一戦だった。
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横浜FCは直近の5試合でリーグトップ3のヴィッセル神戸に2-0で勝利した以外に、2位の横浜F・マリノスにも4-1で勝ち、前節も名古屋グランパスと1-1で引き分けて3位から引きずり落としている。対する柏も直近5試合で2勝3分、前節は横浜FMに2-0と完勝した。
夏の中断以降、勝ち点を伸ばしつつある両チームだが、強風が吹くなかで前半は文字通りに追い風を受ける形になった柏が最初にビッグチャンスを作る。前半11分、MFマテウス・サヴィオとFW山田康太の連携からチャンスを作り、最後はFW細谷真大がヘディングでゴールを狙ったが、右に逸れていった。
前半26分にはコーナーキックから柏がチャンスを作り、DF片山瑛一がゴール前でボレーシュートを放ったが、クロスバーに嫌われた。それでも30分には、サヴィオが放ったシュートがエリア内で相手のハンドを誘発してPKを獲得する。このPKをサヴィオがゴールに決めて柏が先制した。
さらに柏は前半33分にも相手DFからボールを奪ったMF山田雄士のパスを受けたFW細谷真大が追加点を挙げ、リードを2点に広げて前半を折り返した。
2点をリードされた横浜FCは、後半13分にDF山根永遠がMFカプリーニの右サイドから入れたクロスに合わせるが、ヘディングシュートを枠に飛ばせない。それでも攻め続け、同17分にはMF山下諒也が倒されてフリーキック(FK)を獲得する。このFKをカプリーニが左足でゴールを狙ったが、GK松本健太に防がれた。
柏は後半21分、足の状態を気にしていたサヴィオと山田雄をベンチに下げる。その5分後にも細谷とMF山田康太を交代させて、前線にフレッシュな選手たちを起用する。しかし、細谷との交代でピッチに入ったFWフロートがパスを複数回、相手に渡してしまい、ボールを保持する展開にはできなかった。
ここまで試合終盤の失点の多い柏はMF椎橋慧也を下げてDFジエゴを投入し、5バックで守りを固める。しかし後半43分、ゴール前でFKを与えてしまい、最後はこぼれ球を横浜FCのFWマルセロ・ヒアンに押し込まれ、1点差に詰め寄られた。それでも、横浜FCの終盤の攻撃をこの1点に抑えた柏が2-1で逃げ切りに成功。横浜FCとの勝ち点差を4に広げ、最下位の湘南との勝ち点差も前節までと同じ5に戻している。