「当時は恥ずかしがりすぎていると」 南野拓実、“再会”したヒュッター監督との信頼関係に言及「上手くいっている」
リーグ・アン開幕4試合で3得点3アシストを記録
フランス1部ASモナコに所属する日本代表MF南野拓実は、今シーズンの序盤戦でリーグ・アンの主役となっている。かつて師事したアドルフ・ヒュッター監督との関係性についての南野のコメントを、海外サッカーサイト「OneFootball」が伝えている。
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今シーズン、アドルフ・ヒュッター新監督の下でトップ下の定位置を確保した南野は、開幕4試合で3得点3アシストを記録。首位に立つチームの原動力と評されている。
オーストリア1部RBザルツブルク時代の指揮官でもあるヒュッター監督がモナコの監督に就任したことが、状況を大きく変えたとされるが、南野自身にもその感覚があるようだ。衛星放送「ビーイン・スポーツ」の番組で、このように語っている。
「監督が交代することを知った時、僕は先発の11人に入って自分の最高のプレーをできるように考えた。チームとともにいいシーズンを過ごしたい。シーズンは長いけれど、ここまでは上手くいっている。チームは監督のやり方にとても早く順応しているし、このまま続けていきたい」
セレッソ大阪からザルツブルクに加入した直後とは、ヒュッター監督との関係性も変わってきたようだ。「当時、僕はドイツ語も英語も話せなかった。ほとんど何も知らないヨーロッパに来たばかりで、少し遠慮もあった。監督は当時の僕を恥ずかしがりすぎていると思っていたけれど、今では英語やドイツ語で彼と会話もできる。それに今のチームでは、最も経験も多く積んでいる選手の1人になった」と、さまざまな面で変わっていることを強調した。
そして、「僕はずっと『できるだけ早くヨーロッパでプレーしたい』と思っていた。本当にそう願っていた。でも、実際に到着した時には、多くの困難に直面した。それらは、かけがえのない経験になった。そして今思えば、さまざまな国でプレーしたことは素晴らしい経験になっている」と、続けている。
フランス1部スタッド・ランスの日本代表MF伊東純也と同MF中村敬斗とともに、リーグ・アンでプレーしている南野は、「もっと多くの日本人選手にリーグ・アンに来てほしい」とコメント。そして、「僕たちがいいプレーをすれば、日本のファンを引き付けられると思うし、そうなればいい」と続けた。
記事では「過去にリーグ・アンを制した日本人選手はいない。それでも、南野が序盤戦の好調を維持できれば、今シーズン、これは変わるかもしれない」と、“日本人初優勝”への期待も綴っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)