J王者鹿島、采配的中で逆転勝利! 赤崎&金崎の一撃でオークランドを破りクラブW杯初戦突破
次戦でアフリカ王者サンダウンズと激突
前半をほぼハーフコートゲームのように押し込んだ鹿島だったが、後半立ち上がりの5分に自陣左サイドで不用意にFKを与えた。これをオークランドFWエミリアノ・タデが中央に入れると、ニアサイドで両チームの選手が競り合った後ろに入り込んだDFキム・デウクが見事に頭で合わせて先制ゴールを挙げた。
鹿島の石井正忠監督は、同9分にFWファブリシオに代えてFW赤崎秀平、同17分には主将のMF小笠原満男に代えて金崎を投入。左サイドハーフでスタートした柴崎をボランチにシフトし、土居を左サイドハーフに移して攻撃的な布陣に変更した。
すると同22分、右サイドから連続したショートパスで相手の守備網をついに崩した鹿島は、MF永木亮太のラストパスを赤崎が右足でゴール左に決めて同点とした。石井監督の交代策が的中した形になり、鹿島が1-1の同点に追いついた。
勢いに乗る鹿島は赤崎が直後の同24分にもドリブルで相手最終ラインを突破して相手GKと1対1になったが、シュートはゴール左に外れた。続く同25分には左からのクロスを永木が合わせたが、これも枠外。勝ち越しゴールを奪うチャンスを逃してしまった。
それでも鹿島は同43分、左サイドから上がったクロスを土居がファーサイドで折り返したところに金崎が突進。相手DFとの競り合いを制してヘディングシュートを決め、2-1で勝利した。鹿島は11日にアフリカ王者マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と対戦する。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
松岡健三郎●写真 photo by Kenzaburo Matsuoka
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