川崎が“多摩川クラシコ”制す! FC東京を1-0撃破…マルシーニョの25mドリブル弾が決勝点に
川崎は7試合ぶりの勝利、FC東京は4戦未勝利
J1リーグ第27節が9月15日に各地で開催され、等々力陸上競技場では9位の川崎フロンターレが10位のFC東京を迎えた、通算42回目の多摩川クラシコが行われた。
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リーグ戦6試合未勝利の川崎と、リーグ戦3試合未勝利のFC東京。川崎は元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスが先発に名を連ね、トルコ1部ガラタサライ時代のチームメイトでもあるDF長友佑都とのマッチアップも実現した。
川崎は前半1分、右コーナーキック(CK)を獲得するとMF脇坂泰斗からのクロスをゴミスがヘディングで合わせ、流れたボールにFWマルシーニョが反応。いきなりゴミスのアシストかと思われたが、シュートはゴール上に外れて得点にはならなかった。
一方、FWディエゴ・オリヴェイラが欠場し、センターフォワードにFWアダイウトンが入ったFC東京は、なかなかボールを保持できずに川崎に押し込まれる展開となる。それでも前半12分には高い位置でボールを奪ったFW渡邊凌磨がゴールを狙ったが、シュートは右に外れていった。
前半27分には川崎FWゴミスに見せ場が到来。左サイドのMF橘田健人からエリア内でパスを受けたゴミスは反転してシュートを放ったが、DFにブロックされた。同39分にはCKから川崎がゴールを決めたかに思われたが、DF山根視来がオフサイドの位置にいたとして得点は認められず。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックの結果でも結果は変わらなかった。
前半をスコアレスで終えたなか、後半9分に川崎は左サイドからマルシーニョが突破を見せる。エリア内でDF森重真人とDF小泉慶の間を割って入り、およそ25メートルをドリブルで突破し右足でゴールを射抜いた。
後半17分には相手陣内でファウルを受けたゴミスが、クイックリスタート。川崎はゴール前でマルシーニョがシュートを放ったが、GKヤクブ・スウォビィクに防がれた。このプレーでゴミスはお役御免。ベンチに退く際には等々力のサポーターから、この日一番と言っていいほどの歓声があがった。
両チームともに選手を交代しながら試合を進めるが、なかなか決定機は作れない。後半35分には、マルシーニョが足を痛めてピッチに座り込み、そのままMF瀬川祐輔と交代でベンチに退いた。結局、このまま試合は終了。川崎が1-0で7試合ぶりの勝利を収めるとともに、今季の多摩川クラシコの対戦成績も1勝1敗とした。