三笘が欧州5大リーグ1位! ドリブラーからの“進化”を証明するデータに海外注目「ウイングの魔法使い」
ペナルティーエリア内のボールタッチ数、キーパス数で特筆すべき数字を記録
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、今季プレミアリーグ開幕4試合で1得点3アシストを記録し、チームの攻撃を力強く牽引している。相手陣内でいかに驚異的な存在となっているのかはスタッツが証明している。
英メディア「Swquawka」の公式X(旧ツイッター)によれば、三笘は今季ここまで相手のペナルティーエリア内でのボールタッチ数が40回を数えている。ドリブラーの三笘はタッチライン際でボールを受けることも多いが、相手のゴールに近い位置でプレーする回数も増えている。
そして、これは欧州7大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス、ポルトガル、オランダ)の中でも2位の記録だという。三笘より多いのはチェルシーのイングランド代表FWラヒーム・スターリングのみで、49回だった。数字が40回を超えているスターリングと三笘の2人は「ウイングの魔法使い」として特筆されている。
同ランキングの3位にアーセナルのイングランド代表FWブカヨ・サカ(39回)、5位にパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペ(37回)、6位にトッテナムの韓国代表FWソン・フンミン(34回)、7位にアーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリ(34回/同数の場合はプレー時間の少ない選手が上位)と各クラブのエース級選手が名を連ねていた。そのなかで2位につける三笘の充実ぶりが窺える。
さらに、三笘はパスでも印象的なスタッツを残している。スイスの調査機関「CIES Football Observatory(スポーツ国際研究センター)」の公式Xによれば、三笘は今季のリーグ戦で90分あたり2.89本のキーパスを記録しており、これが欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)で1位となっている。2位のセルタのスペイン代表FWイアゴ・アスパスの2.16本を大きく上回った。
切れ味鋭いドリブルでゴールに迫る印象的な三笘だが、チャンスにつながるパスの数でも欧州屈指の数字を残していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)