リバプールの遠藤獲得は「驚いた」 “影のキーマン”候補に英記者指名「最も魅力的な選手ではなかったかもしれないが…」
リバプール移籍後は3試合に出場
イングランド1部リバプールは、今夏の移籍市場で大幅に中盤を刷新した。日本代表MF遠藤航も新戦力の1人として加入したが、英メディア「The Athletic」のジェームズ・ピアース記者は、「非常に重要な役割を担う可能性がある」と展望している。
遠藤はリバプール移籍後3試合に出場。8月27日のプレミアリーグ第3節ニューカッスル戦(2-1)ではスタメン起用、続く第4節アストン・ビラ戦(3-0)では試合を締めるクローザー役で後半42分からの途中出場だった。
代表ウィーク明けの初戦となる9月16日の第5節ウォルバーハンプトン戦は、キャプテンのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは出場停止が2試合に伸びたために前節に続いて不在。ほかにも守備陣の主力欠場の可能性が指摘されている。
今後の遠藤の起用法が注目されるなかで、英メディア「The Athletic」のジェームズ・ピアース記者は、リバプールがドイツ1部シュツットガルトから移籍金1620万ポンド(約30億円)で遠藤を獲得したことには「驚いた」と感想を述べている。
「2022-23シーズン終了時点で、遠藤を夏の獲得候補に挙げていたリバプールファンは少なかっただろう。さらに、今季開幕まで2週間を切った段階で、(ブラジル代表MF)ファビーニョと(イングランド代表MF)ジョーダン・ヘンダーソンがサウジアラビアへ移籍することを予想していた者はさらに少なかったはずだ。これにより、レッズが日本のキャプテン(遠藤)獲得の道を切り開くきっかけとなった。
ターゲットにしていたモイセス・カイセドとロメオ・ラビアをチェルシーに奪われた時点で、経験豊富な守備的ミッドフィールダーの必要性が顕著だったが、遠藤獲得は少なくとも一息つける余裕を提供してくれた。遠藤はレッズが最も魅力的な選手ではなかったかもしれないが、選手層の厚さが極めて重要になるシーズンにおいて、非常に重要な役割を担う可能性がある」
9月の代表戦後初戦となるウォルバーハンプトン戦以降の遠藤の起用法から目が離せない。
(FOOTBALL ZONE編集部)