サントス監督が解任、過去に母国代表のアシスタントコーチを務めたスコルジャ監督の名前も挙がる

　ポーランドサッカー協会は現地時間9月13日、フェルナンド・サントス監督の解任を発表した。後任候補が模索されるなか、現地メディアからは同国代表のアシスタントコーチを務めた経歴のあるJ1浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督の名前も挙がっている。

　ポーランド代表は、欧州選手権（EURO）の予選グループEを戦っており、現在2勝3敗の4位。本戦出場には上位2チームに入らなければならないが、苦しい立ち位置にいる。今年1月から就任していたサントス監督だが、1年未満での解任となった。

　現地では、早急な後任探しが始まっている。ポーランドのスポーツ紙「Przegląd Sportowy」は「フェルナンド・サントスの後任は誰になるだろうか？」と投げかけ複数の候補を独自にリストアップ。そのなかには、J1浦和を率いるスコルジャ監督の名前も挙がった。

　ポーランド出身のスコルジャ監督は、2003年5月から06年のW杯敗退後まで、当時同国監督だったパヴェウ・ヤナス氏の下でアシスタントコーチをしていた経験を持つ。

　23年より浦和を率いるスコルジャ監督について「Przegląd Sportowy」紙は「1年前に日本のクラブに新たに採用されたため、協会は当時引き抜くことができなかった」と指摘。ポーランドで評価の高いスコルジャ監督は元々ターゲットの1人だったようだ。

　ただ記事では、「彼は現在、（Jリーグに加えて）浦和でAFCチャンピオンズリーグ（ACL）も控えており、日本から入手するのは確かに簡単ではない」と、獲得は困難である事実も伝えていた。

　過去ポーランド1部レフ・ポズナンを率いて、リーグ制覇2回、カップ戦の優勝にもいたスコルジャ監督は、母国でも名将と名高い。浦和で新たな挑戦中のスコルジャ監督が、母国代表に引き抜かれる可能性も出てきているようだ。