第2回トライアウトも計50人が参加予定

　このように、小野や河合からのエールを受けたことを明かした。特に河合は浦和から契約満了を伝えられた2003年にトライアウトを経由し、横浜F・マリノスに入団。04年には当時の岡田武史監督率いるチームでバイプレーヤーとして活躍し、同年のチャンピオンシップでは浦和相手にゴールを決めて古巣を見返した経緯がある。それだけに神田も河合のアドバイスが参考になったようだ。

「竜二さんが言ってくれたのは『自分が、自分が、になりすぎても上手くいかないよ』と言ってくれました。その言葉もあって、僕はいつも通りプレーすることができました。得点が結果として結びついたのは嬉しかったです。特に正式なオファーがなくてまだ何も分からないですが、（クラブ関係者が）見てくれてはいました。結果として目に見える結果が出せたのはいいアピールになったと思います」

　神田はまだ22歳ということもあり、来季以降に向けての現役続行へ意欲を燃やしている。彼らのような情熱を失わないプレーヤーは、9日に行われる第2回トライアウトでも計50人が参加する予定となっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images