フットサル日本代表、遠征初戦は世界ランク1位のブラジルに0-2で敗戦

ブラジルに0-2で敗戦【写真:(C)JFA/PR】
ブラジルに0-2で敗戦【写真:(C)JFA/PR】

世界最高のタレント集団を相手にGK黒本の好セーブ連発で2失点に抑える

 ブラジル遠征を行っているフットサル日本代表は、9月13日にフットサルネーションズカップ初戦で世界ランク1位のフットサルブラジル代表と対戦した。

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 日本の先発はGK黒本キレルメ、FPオリヴェイラ・アルトゥール、FP吉川智貴、FP逸見勝利ラファエル、FP平田ネトアントニオマサノリの5人。今回の遠征は、FIFAの国際マッチデーに行われていることもあり、フルメンバーを招集できる状況にあったことから、日本代表にも5人の海外組が招集されている。

 2021年にリトアニアで行われたフットサルW杯でも対戦した両チーム。この時は日本が2-4で敗れている。また、昨年には日本で国際親善試合を2試合行ったが、日本はいずれも1-5で敗れていた。

 第1ピリオドからホームのブラジルが優勢に試合を進めるが、GK黒本の好セーブもあってブラジルに得点を許さない。第1ピリオド9分にはファウルカウントが3を数えたが、ここからはファウルもなく戦った。

 日本も時折、反撃を見せてFP内田隼太や平田がゴールに迫ったが、こちらも得点を挙げることはできない。第1ピリオドのうちにリードを奪いたいブラジルは、18分にはFPネギーニョのシュートがポストを叩いたのを皮切りに猛攻を見せる。さらにFPディエゴらが立て続けに鋭いシュートを枠内に飛ばしたが、GK黒本が3連続セーブを見せてゴールを割らせない。

 その後も第1ピリオド残り20秒でFPマテウスが右サイドから逸見とアルトゥールの間を割って突破し、シュートを放ったがこれも枠の左にわずかに逸れて0-0のまま、ハーフタイムを迎えた。

 第2ピリオド4分、ブラジルが日本のゴールをこじ開ける。右サイドから中に切り込んだFPマテウスが強烈なシュートを決め、ブラジルが1点をリードした。その後もブラジルは日本ゴールに迫ったが、GK黒本が立ちはだかった。同13分にはゴール前のパス交換から、FPラファがゴールを狙ったがGK黒本がセーブ。FPアルトゥールのCKのボレーからも枠外に弾き、2点目を許さなかった。

 しかし、第2ピリオド15分にピヴォの位置でボールを受けたラファが反転でアルトゥールをかわし、左足でシュートを決めて2点目を取り切った。このまま試合は0-2で終了。敗れた日本は2日後にサウジアラビア代表と対戦し、グループ2位以内に入れば準決勝に進出ができる。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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