勝利を手にした日本にブラジルメディアも脚光

　日本代表は9月12日、ベルギー・ゲンクで行われたキリンチャレンジカップでトルコ代表を4-2で下した。9日のドイツ代表戦（4-1）からスタメンを大幅に変更し、勝利を手にした日本にブラジルメディアも脚光を当てている。

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　9日に行われたドイツ戦では、4バックと3バックの両システムを駆使して4-1と快勝。過密日程で挑んだトルコ戦は、森保一監督は10人の先発メンバーを入れ替えて試合に臨んだ。

　前半15分に代表初スタメンとなったMF伊藤敦樹が左足の強烈な一撃を決めて先制。流れを手繰り寄せると、同28分にはMF久保建英のシュートをGKが弾いたこぼれ球をMF中村敬斗が押し込む。同36分に中村がこの日2点目を挙げると、前半終了間際と後半15分にトルコが反撃。3-2と追い上げられたが、途中出場のMF伊東純也が単独突破からPKを奪い自ら決めてトルコを4-2で撃破した。

　この試合を受けてブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、「日本がトルコを下し、4試合連続4得点以上を達成」と森保ジャパンの戦績を紹介。6月以降の代表戦で、エルサルバドル戦から4試合連続で4ゴールを記録していることを伝え称賛した。

　さらに同メディアは「前半は“新鋭”の中村敬斗と伊藤敦樹が輝きを放ち、サブから“ベテラン”の伊東純也が試合を決定づけた」とトルコ戦を総括。ターンオーバーをして挑んだ一戦でのメンバー構成に触れつつ、「サムライの攻撃はまるで刀の一撃のように致命的だった」と、伊藤（敦）のゴールを絶賛している。

　記事では伊藤（敦）のゴールに加え、中村がリードを広げた際のスタジアムの変化にも注目。「立ち上がりは大合唱だったトルコのファンも、突然、自分たちのチームのパフォーマンスの低さに不満を漏らし始めていた」と、日本のパフォーマンスが相手サポーターへ与えた影響を報じていた。