ミラン会長に健康問題が再浮上、緊急入院の可能性も… クラブの身売り交渉にも影響か
不整脈のために病院へ向かったと地元メディアが報じる
ACミランの株式売却問題が遅々と進まないストレスに襲われてしまったのか、シルビオ・ベルルスコーニ会長の健康問題がまたも浮上している模様だ。イタリア紙「ラ・レプブリカ」などの各メディアが、現地時間7日朝に体調不良を訴えたベルルスコーニ会長が不整脈のために病院へ行ったと報じている。
ベルルスコーニ会長は6月に心臓弁の手術のために入院し、そのことが株式売却問題が遅れる発端となった。しかし、その手術から半年近くが経とうとしたなかで、心臓の不調を訴えた名物会長は心房細動と不整脈と診断されたという。
医師は疲労、睡眠不足、ストレスを指摘したとし、再度の入院に発展する可能性もあるとしている。
先日はヴィンチェンツォ・モンテッラ監督に対して「ファーストトップを置いてセカンドストライカーにスソ、その下にボナベントゥーラだ」と、トップ下を置く2トップシステムを要求する論争を吹っ掛けたと報じられ、いまだに現場介入を続けていることが明らかになったが、80歳になった会長には身体的な問題が避けられない模様だ。
ミランの「デウス・エクス・マキナ(絶対神)」とされるベルルスコーニ会長の決断がなければ何事も進まないのがクラブ体質とされるなかで、再び巻き起こった健康問題はクラブの身売り問題にも大きな影響を与えるかもしれない。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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