森保JのW杯優勝は夢物語ではない? ドイツ連続撃破で中国議論「もし日本代表にハーランドがいたら…」

森保ジャパンのラストピースを中国議論【写真:ロイター】
森保ジャパンのラストピースを中国議論【写真:ロイター】

中国ファンは世界に通用するCFが日本には必要と見解

 森保一監督率いる日本代表は、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)に続き、現地時間9月9日(現地時間10日)に行われた国際親善試合でも強豪ドイツ代表を4-1で破り、直接対決2連勝を飾った。日本代表の目覚ましい勢いには他国も注目している。

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 中国の掲示板サイト「虎扑」(Hubu)では、「もし日本代表にハーランド(ノルウェー代表FW/マンチェスター・シティ)がいれば、W杯で優勝できるか?」というスレッドが立ったほどだ。かつて「日本のW杯優勝」を夢物語と笑っていた人々も、もはや誰も夢物語とは思っていないようだ。

 そして、欠けた最後のピースが、センターフォワードと考えている人は多いようだ。たしかに、日本代表このポジションは現状、FW上田綺世(フェイエノールト)がファーストチョイスと言っていい。しかし、長年ほかのポジションと比べて人材が手薄で、エースストライカーの発掘は日本サッカー界の課題とされてきた。

「虎扑」への投稿に対する反応は、「日本に必要なのは、シュートや決定力よりも、走れてプレスもできてポストプレーもできる選手。例えばラウタロ・マルティネス(アルゼンチン代表FW/インテル)のほうが合っている」「日本に欠けているのは起点になり、高さ強さある選手。オリビエ・ジルー(フランス代表FW/ACミラン)が最もいい。ダルウィン・ヌニェス(ウルグアイ代表FW/リバプール)、ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド代表FW/FCバルセロナ)、ハーランドもいいが…」など、さまざまな選手の名が挙がっている。

 そのなかで共通するのは、ポストプレーができ、高さやフィジカルを持つFWという点だ。日本人選手は技術や俊敏性に優れた選手が多いが、欧州や南米の強豪国との対戦ではまだ高さやフィジカルで見劣りする面があるとされる。

 昨年のカタールW杯クロアチア戦(1-1/イバン・ペリシッチ)、2018年のロシアW杯ベルギー戦(2-3/マルアン・フェライニ、ヤン・フェルトンゲン)、さらに遡って2002年の日韓W杯トルコ戦(0-1、ウミト・ダバラ)とW杯決勝トーナメントで通算5失点中、4失点がヘディングによるものだった。日本代表のさらなる上位進出には、この点の対策強化が鍵になるかもしれない。

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