「ベストの姿を取り戻すには無力だった」 ドイツのフリック体制終焉にスペインメディア注目

ドイツ代表は4失点で日本代表に完敗【写真:ロイター】
ドイツ代表は4失点で日本代表に完敗【写真:ロイター】

4-1でドイツを破った日本を称賛「内容でもはるかに優れていた」

 ドイツサッカー連盟(DFB)は9月10日、ドイツ代表を指揮していたハンジ・フリック監督の解任を発表した。スペインメディアは「ベストの姿を取り戻すには無力だった」と伝えている。

 ドイツ代表は現地時間9月9日、ヴォルフスブルクで行われた国際親善試合で森保一監督率いる日本代表に1-4と完敗。2022年に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)でグループリーグ敗退して以降、ここまで親善試合6試合で1勝1分4敗と厳しい結果が続いていた。

 DFBは、フリック監督、アシスタントコーチだったダニー・ロール氏とマルクス・ゾルク氏の3名を解任。ベルント・ノイエンドルフ会長は「最近の残念な結果を受けて、ドイツ代表チームには新たな刺激が必要であるということで委員会は同意した」と、決断の理由を明かしていた。

 スペインのオンライン新聞「リベルタ・デジタル」は、「ドイツはヴォルフスブルクでの親善試合で日本に1-4で敗れ、ベストの姿を取り戻すには無力だったハンジ・フリックの時代を終焉させた」と取り上げている。

「日本は素早い攻撃を仕掛け、ドイツのプレスをかわす術を心得ていた。田中碧に4点目を決められ、ドイツの大惨事は幕を閉じた。日本はスコア上だけでなく、内容でもはるかに優れていた」

 ドイツはフリック監督に代わる後任を追って迎えることで、代表チームを立て直せるだろうか。

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