「浅野のゴールでついに解任させた」 フリック前監督、“決定打”の一撃を独メディア注目「ボーフムのストライカーに悪夢」
日本戦で惨敗を喫して解任された
ドイツサッカー連盟(DFB)は9月10日、同国代表の指揮を執っていたハンジ・フリック監督とアシスタントコーチ2人を即時解任の決定を発表した。
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ドイツ代表は9日(現地時間)、ヴォルフスブルクで行われた国際親善試合の日本代表戦で1-4と敗れたばかりだった。2022年に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)でグループリーグ敗退して以降、ここまで親善試合6試合で、1勝1分4敗と厳しい結果が続いていた。
DFBの発表によると、解任となるのはフリック監督とアシスタントコーチだったダニー・ロール氏とマルクス・ゾルク氏の3人。同連盟会長のベルント・ノイエンドルフ氏は「最近の残念な結果を受けて、ドイツ代表チームには新たな刺激が必要であるということで委員会は同意した」と、解任の理由を明かしている。
そのなかでドイツ紙「ビルト」は解任の“決定打”となったFW浅野拓磨のゴールに注目。カタールW杯でもドイツ相手に得点した浅野に対して、「浅野はドイツのテロリストだ」と見出しを打ち「フリックはボーフムのストライカーに悪夢を見た。90分:ドイツ代表のスター、アントニオ・リュディガーが浅野を走らせて、浅野のゴールでスコアを3-1に広げ、ついにフリックを解任させた」と報道した。
なお、12日のフランス代表戦では暫定的にルディ・フェラー氏がザンドロ・ヴァーグナー氏、ハネス・ヴォルフ氏とともに代表を指揮する予定だ。後任に関しては「できるだけ早く発表したいと考えている」という。