移籍が噂される清武の去就はミランのバッカ次第? セビージャ会長は「必要とあれば」と買い戻し検討

セビージャがバッカ獲得の場合、3人のEU外選手枠の整理で煽りを受けるのが清武か

 セビージャのホセ・カストロ・カルモナ会長は、2015年シーズンにACミランに売却したコロンビア代表FWカルロス・バッカを買い戻す可能性を明かしている。EU外国人選手枠のストライカーを獲得の場合、日本代表MF清武弘嗣を放出する可能性が高まることになる。スペイン地元紙「エスタディオ・デポルティーボ」が報じた。

 セビージャは昨季ミランに3000万ユーロ(約34億円)の移籍金でバッカを放出した。ところが先月、本拠地で行われたバレンシア戦を故障離脱中のバッカがスタンドで観戦しており、ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督と不仲も囁かれており、来年1月にチームを去る可能性が高まっている。

「カルロスが我々のチームに戻ると考えるのは簡単ではない。まだ移籍から1年半しか経過していない。大型移籍金で彼を放出したことも忘れてはいけない。だが必要とあれば、1月に我々はストライカーを獲得するだろう。数日間で動き出すつもりだ」

 会長はこう語ったという。今季セリエAで6得点のバッカの移籍先候補として、アーセナルとともにセビージャも浮上している。バッカ不在の間に、今季ミラン新加入のFWジャンルカ・ラパドゥーラが2試合3得点と活躍。ミランは最終ラインと中盤の補強に向けて、バッカ、日本代表FW本田圭佑、ルイス・アドリアーノ、DFロドリゴ・エリーらを放出するとイタリアメディアは報じている。

 一方、セビージャがバッカ獲得となった場合、3人のEU外選手枠を整理する必要がある。今季ホルヘ・サンパオリ監督の信頼を手にできていない清武が、その煽りを受けて放出されるとも報じられている。会長が獲得を検討していると明言したなか、バッカの動向により清武の動向も左右される形になりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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