浦和、G大阪を3-0で撃破! クリーンシートで連勝…ルヴァン杯準決勝で横浜FMと対戦へ
リンセンの2ゴール、シャルクのダメ押し弾で快勝
浦和レッズが9月10日のルヴァンカップ準々決勝第2戦、ガンバ大阪戦に3-0で勝利して準決勝へ進出。FWブライアン・リンセンが4月以来となる公式戦でのゴールで、勝利に導いた。
このカードの初戦はG大阪のホームで浦和が1-0の勝利を収めて折り返していた。この第2戦に浦和のマチェイ・スコルジャ監督はリンセンを6月7日の天皇杯2回戦、関西大学戦以来のスタメン起用。また、17歳のMF早川隼平がトップ下でスタートした。
その浦和は前半8分、MF岩尾憲が右コーナーキックを入れると密集の後ろから遅れた入ったリンセンが完全にフリーでヘディング。これが決まって先制に成功し、2試合の合計スコアを2点差にした。あまりにもあっさりとした1点は、G大阪にとって痛恨だった。リンセンは4月23日のJ1リーグ第9節、川崎フロンターレ戦以来となる今季の公式戦3点目となった。
その後は両者が一進一退の展開となり、スコアは変わらずハーフタイムへ。G大阪は後半に向けFW宇佐美貴史を投入し、MFファン・アラーノを中央でFWイッサム・ジェバリの近くでプレーさせる形にシステムを変更。一方の浦和は初戦で決勝ゴールのMFアレックス・シャルクを早川に代えてピッチに送り込んだ。
G大阪は後半7分、交代の狙い通りにアラーノが中央からジェバリへラストパス。GK西川周作と1対1になったジェバリはドリブルでかわしてのシュートを狙ったが、ドリブルに対応した西川がわずかにボールへ触れると、バランスを崩しながらジェバリが放ったシュートはがら空きのゴール枠を捉えられず。西川の反応はあったものの、G大阪にとっては痛い場面になった。
逆に浦和は後半18分、MF小泉佳穂がゴール正面から左サイドに展開するとDF荻原拓也がゴール前へ。ボールを受けたリンセンは反転しながら左足シュートを決め、この試合を2-0に。さらに浦和は後半41分にシャルクのシュートが相手に当たってコースが変わるとゴールに吸い込まれ、1点を追加した。
この試合を3-0の勝利とした浦和は、2戦合計4-0で準決勝へ進出。10月に横浜F・マリノスと決勝への切符を懸けた2試合を行うことが決まった。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)