横浜FM、2度の得点取り消しも3ゴールと爆発! 札幌相手に2戦合計5-3で逆転…ルヴァン杯・準決勝へ

横浜FMがルヴァン杯準決勝に進出【写真:Getty Images】
横浜FMがルヴァン杯準決勝に進出【写真:Getty Images】

水沼、A・ロペス、ナム・テヒのゴールで第2戦を3-0で勝利

 JリーグYBCルヴァンカップ(杯)準々決勝の第2戦が9月10日に各地で行われ、ニッパツ三ツ沢球技場では横浜F・マリノスが北海道コンサドーレ札幌と対戦した。第1戦では点の取り合いの末に札幌が3-2で勝利したなか、横浜FMが逆転するためには2点差をつける必要のある一戦。横浜FMはホームで3得点を決めて、2戦合計スコア5-3で準決勝への切符を手にしている。

 立ち上がりの前半2分、横浜FMは今大会初出場のFWアンデルソン・ロペスがロングボールを競り、落としたボールをFWエウベルがMF吉尾海夏にパス。吉尾からスルーパスが右サイドのMF水沼宏太に出ると、ドリブルでボールを運んだ水沼はエリア内でシュート。ゴールネットを揺らしたが、VARレビューでオフサイドと判定されてゴールは認められなかった。

 それでも横浜FMは前半32分、札幌を押し込むと水沼が吉尾とのワンツーからゴールネットを揺らし、2試合合計スコアを3-3のイーブンとした。

 横浜FMは前半アディショナルタイムにも、浮き球を受けて右サイドを抜け出したDF村上悠緋の折り返しを、アンデルソン・ロペスがゴールに決めた。しかし、村上が浮き球を受けて抜け出した際、ボールが手に当たったとしてハンドがあったことでVAR判定によって再びゴールが取り消されている。

 前半だけで2度のゴール取り消しがあった横浜FMは、後半3分に左サイドからのクロスをエリア内で受けた水沼の折り返しをアンデルソン・ロペスがゴールに沈めて2戦目のスコアを2-0とする。さらに、その2分後にはMFナム・テヒがゴールを決めて3-0、2試合合計スコアを5-3とした。

 2点を追いかける展開になった札幌は、FW小柏剛がセットプレーからヘディングでゴールを決めたが、オフサイドと判定される。その後も右サイドのMF浅野雄也がゴール前にクロスを入れるなど、ゴールに迫ろうとするがラストパスの精度を欠いてフィニッシュには持ち込めない。横浜FMもロングカウンターから途中出場したFW宮市亮を中心にチャンスを作るが、ダメ押しの4点目をなかなか決めきれない。

 後半37分には、エリア内でDF田中駿汰がDFエドゥアルドに倒されて、札幌がPKを獲得する。このPKをFW大森真吾が蹴ったが、横浜FMのGK一森純が右に飛んでキャッチし、ゴールを割らせなかった。8分間のアディショナルタイムでは、札幌MF駒井善成がカバーリングに出てきたGK一森と交錯して、この試合2枚目のイエローカードを受けて退場となる。

 数的優位になった横浜FMは、このまま第2戦を3-0で勝利。2戦合計スコアを5-3として準決勝に勝ち上がっている。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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