「日本が恐ろしい勢い」 2分3敗vs3勝1分1敗…韓国、カタールW杯後の結果を悲観「歩みは対照的」

W杯後に対照的な結果を残す日韓両国【写真:ロイター】
W杯後に対照的な結果を残す日韓両国【写真:ロイター】

韓国は9月8日のウェールズ戦も0-0ドロー

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間9月9日(日本時間10日未明)に敵地での国際親善試合で強豪ドイツ代表と対戦。MF伊東純也とFW上田綺世のゴールで前半に2点を奪い、後半にはFW浅野拓磨、MF田中碧もゴールを挙げて4-1の勝利を収めた。韓国メディアは、「ライバルの日本が恐ろしい勢いを見せている」と、カタール・ワールドカップ(W杯)以降の歩みの違いについて言及している。

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 試合は前半11分、DF菅原由勢のクロスから伊東が流し込んで日本が先制。同18分、ドイツにパスワークで中央からの突破を許し、最後はMFレロイ・サネに同点ゴールを献上した。同22分、右サイドの崩しから菅原がパスを入れ、伊東のシュートはミートしなかったものの、流れたボールを上田が合わせて2-1とリードして前半を折り返した。

 後半の日本は3バックもテストし、押し込まれる時間帯があったものの、終盤にはMF久保建英のボール奪取から最後は浅野が合わせて追加点を奪い、さらに終了間際には久保のクロスから田中が頭で合わせてダメ押しの4ゴール目を叩き込んだ。

 韓国紙「朝鮮日報」は「来年のアジアカップを控え、クリンスマン監督率いる韓国代表が低迷している間、ライバルの日本が恐ろしい勢いを見せている」と記し、森保監督が続投となった日本と、今年3月にユルゲン・クリンスマン監督が就任した韓国の明暗について触れている。

「森保監督率いる日本は、10か月ぶりのリターンマッチで再びドイツに屈辱を与えた。韓国と日本はともにカタールW杯でベスト16入りを果たした。しかし、その後の歩みは対照的だ。日本はカタールW杯後、3勝1分1敗なのに対し、クリンスマン監督が就任した韓国は5戦未勝利で3分2敗だ。特に、日本と韓国は3月と6月の国際Aマッチの相手が同じだった。韓国がウルグアイ(1-2)とペルー(0-1)に敗れ、コロンビア(2-2)とエルサルバドル(1-1)に引き分けだったが、日本はコロンビアには1-2で敗れたものの、ペルー(4-1)とエルサルバドルを破った。日本は韓国が1-1で引き分けたエルサルバドルに6-0で大勝した」

 韓国は9月8日に行われた親善試合で、FWソン・フンミンやDFキム・ミンジェがフル出場しながらウェールズ代表相手に0-0のドローと不完全燃焼。充実の内容でドイツを破った日本に羨望の眼差しを送るとともに、来年のアジアカップを踏まえて危機感を覚えていた。

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