「意識されるくらいの選手にはなれている」 久保建英、開幕4戦3発の絶好調ぶり“要因”は?「信頼され…」【現地発】

日本代表の久保建英【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表の久保建英【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

今季はチームで4試合中3ゴールをマーク

 日本代表は9月8日、ドイツ・ヴォルフスブルクで9日(日本時間10日)に行われる国際親善試合ドイツ代表戦に向けて公式練習を行った。カタール・ワールドカップ(W杯)以来の再戦となるなか、所属のスペイン1部レアル・ソシエダで好調を維持しているMF久保建英は強敵相手に自信を持った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 日本代表にとって大きな試金石となる。カタールW杯から約10か月。森保一監督はドイツ戦で「4-2-3-1でスタートしたいと思う」と明言し、W杯時と同じシステムを採用する。そのなかで久保は、強敵相手にチームとしても個人としても成長の“幅”を見せることを誓った。

「W杯だったのであれで僕は満足していますけど、さすがに親善試合であれは厳しいなと思うので、W杯というかいろんな、次から迎えるアジアカップだったりを見据えるうえでも、前回のような戦い方じゃダメだなと思う。練習でトライしないことは試合では出ないのと一緒で、親善試合でトライできないことは試合ではトライできないと思うので、そういった意味で結果的にどうなるかはわからないけど、ビビって引いちゃうとかそういうのは避けて、自分たちのプラン通りに試合を進められればいいなと思います。メンタル的にも僕は今、これ以上ないスタートを切っているので、自信しかないですね、今は」

 久保はソシエダ加入1年目の昨季、9ゴール4アシストと結果を残すと、今季もリーグ開幕から突出したパフォーマンスを披露。ジローナとの開幕戦で1ゴール、続くセルタ戦では1アシストをマークすると、直近のグラナダ戦(第4節)では2ゴールと躍動し、4試合連続でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にも選出された。

 ここまで好調を維持する理由について、自ら分析する。

「あんまりパッと思いつかないですけど、選手として成長したというのと、僕はチームでは監督にもチームメイトにも信頼されるようになって、それも自分の力で掴み取って、徐々にみんなから信頼されているのを身にしみてわかったので、自分がチームをなんとかしないといけないという責任感みたいなものが生まれたことが1つ、自分の今の好調の要因なのかなと思います」

 ドイツ戦では途中出場の可能性もあるが、「めちゃくちゃ楽しみ。本当に過去最高と言っても過言ではないコンディションの自分がどこまでやれるかというより、やれると思っている。向こうにも意識されるくらいの選手にはなれているかなと思う。あとは試合をそれをどう出せるか」と、強敵相手にどこまで脅威になれるのか、キーマンの1人として立ち向かう。

 スペインで着実に結果を残す久保が、今度はドイツ戦で輝きを放つ。

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