序盤のゴールラッシュとその後の不発が対照的な本田 地元記者「開幕7試合の輝きがない」
試合直前の発熱の影響も
「あまりいいプレーができていない時期だと思う。6ゴール決めた、リーグ開幕から7試合で見られたような輝きがない。その後の7試合は調子が少し落ちている」とパフォーマンスの低下を指摘。
ただ、今回は体調の問題が影響した可能性があることにも触れ、「今日の試合は熱があったから正当な理由があるかもしれない。金曜日に練習をしていなかった。インザーギ監督はプレーさせたけど、それは重要な選手だからとも言える。“コンディションが悪くなければ、プレーさせる”と言っていた」と語っている。
また、地元テレビ局「7ゴールドTV」のパオロ・ヴィンチ記者も「5」と厳しい評価。
「ジェノアが3位に入るという歴史的な試合だった。失点してから、ミランは挽回できなかった。ジェノアの勝利はふさわしかった。ミランは本当に悪い状況に入ってしまった」とチームの現状を嘆きつつ、「本田もよくなかった。本田は熱があったから先発させないほうがよかったかもしれない。試合の中にあまり入っていなかった。ゴールチャンスがあった時にもマークを外せなかった。FKも壁に弾かれた」と背番号10のプレーに落胆の色を見せた。
試合後、インザーギ監督は攻撃陣をかばったが、このまま得点できなければ、本田が序盤に見せた活躍の印象も薄れていくだろう。出場機会を維持し、ミランを上位に導くためにも、今後、明確な結果が必要となるに違いない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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