リバプール中盤3枚の争いに現地注目 「ファン投票」実施…新加入MF遠藤航の評価は?

リバプール専門メディアが中盤に関するファン投票を実施【写真:ロイター】
リバプール専門メディアが中盤に関するファン投票を実施【写真:ロイター】

中盤大刷新のリバプールに今夏4人の選手が加入

 イングランド1部リバプールは、今夏の移籍市場で大幅に中盤を刷新した。新戦力の一角として日本代表MF遠藤航も加入したが、現地メディアは中盤3枚の最適な組み合わせについて、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターとハンガリー代表MFドミニク・ソボスライの先発は確約されている前提で、残りの一枠で誰を選ぶべきなのかというテーマでファン投票を行っており、1万5000人を超える投票の結果を伝えている。

 昨季限りで契約満了となった元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーがブライトン(イングランド)、ギニア代表MFナビ・ケイタがブレーメン(ドイツ)、元イングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレンがベジクタシュ(トルコ)へと移籍。さらに、主将のイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがアル・イテファク、ブラジル代表MFファビーニョがアル・イテハドへと向かい、サウジアラビア勢に主力を引き抜かれる格好となった。

 一方、マック・アリスター(←ブライトン)、ソボスライ(←RBライプツィヒ/ドイツ)、遠藤(←シュツットガルト/ドイツ)、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ(←バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)を新戦力として獲得。ここに加えて、MFカーティス・ジョーンズ、MFハーベイ・エリオット、MFチアゴ・アルカンタラら複数人が在籍しているわけだが、リバプール専門メディア「Anfield Watch」は「ファン投票でリバプール最高の中盤3枚を選出」と見出しを打ち、公式X(旧ツイッター)を通して行ったファン投票結果を報告している。

 記事では「リバプールの新たな背番号『8』と『10』が先発となることは間違いないだろう」と前提に置いたうえで、「これにより中盤に創造性と得点力を求めていたクロップの要望は叶ったものの、別のジレンマが発生する。中盤の残り1枠を、6人の選手が争うということだ」と指摘。遠藤、ジョーンズ、チアゴ、エリオット、バイチェティッチ、フラーフェンベルフの6人で誰が先発となるべきなのかのファン投票を実施し、合計1万5567人もの票が集まっていた。

1位はチアゴ、2位と3位に入ったのは…

 1位に輝いたのはチアゴで、5728票で全体の36.8%の票数を獲得している。「最終的にはチアゴの経験値と技術力がトップに立った。負傷に悩まされなければ、チアゴは間違いなく世界最高のMFの1人だ」と評価している。2位には加入したばかりのフラーフェンベルフが選ばれ、全体の27.4%に該当する4279票。3位には18歳のバイチェティッチが入り、全体の16.2%に該当する2524票を獲得し、遠藤は5番目に名を連ねることになった。

 遠藤はプレミアリーグの実績がないことで評価に影響が及んでいる様子だったが、マック・アリスターとソボスライは攻撃面に持ち味を発揮するタイプであることから、中盤の相性としては守備能力に長けた遠藤やバイチェティッチのほうがバランスはいいはず。今後のパフォーマンス次第では、評価も大きく変わってくることだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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