遠藤航は「無私無欲の選手」 リバプール適応に英メディア期待「クロップの戦術的要求にも柔軟に対応できる」
ボックス・トゥ・ボックスの動きなど積極性を要求
日本代表MF遠藤航は、今夏にイングランド1部リバプールへ移籍した。加入後3試合に出場したなか、英メディアはドイツ1部シュツットガルトでボックス・トゥ・ボックスの職人として名を馳せた日本人ボランチに期待することを述べている。
リバプールは今夏、ブライトンからアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターを獲得。そのほか、ドイツ1部RBライプツィヒからハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、シュツットガルトから遠藤を迎え入れ、移籍市場の最終日にはドイツ1部バイエルン・ミュンヘンから21歳のフラーフェンベルフの加入も決まった。
遠藤は8月19日のプレミアリーグ第2節ボーンマス戦(3-1)で急遽途中出場して新天地デビュー。続く第3節ニューカッスル戦(2-1)では、初の先発出場を果たした。英メディア「Breaking the lines」はニューカッスル戦に関して、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが前半28分に一発退場後、「リバプールはコンパクトさと決断力を重視することになり、遠藤はそこからより試合をコントロールするようになった」と評価している。
記事では、今後遠藤に求められるのは「積極性」だとし、それは「シュツットガルト時代にボックス・トゥ・ボックスで動き回ることに慣れていた彼にとってはごく自然なことだろう」と見立てている。
「シュツットガルト時代、遠藤はボックスからボックスへと動き回るのが常だった。エネルギッシュにプレーする天性のリーダーだ。無私無欲の選手であり、(ユルゲン・)クロップ監督の戦術的要求にも柔軟に対応できるだろう。リバプールは遠藤を目立たせる必要はない」
クロップ監督が今後、遠藤をどのように起用するのか、注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)