「シティの中心的な歯車」 長谷川唯が堂々の中心…2023年女子バロンドール候補選出でクラブ&ファン反響「日本人いるのえぐい」
シティ女子チームの3選手がノミネート、紹介画像では長谷川が中央に
フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が選出する2023年のバロンドール候補者を男女ともに発表された。イングランドのマンチェスター・シティ女子チームに所属するなでしこジャパン(日本女子代表)のMF長谷川唯が、MF宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)とともにノミネートされている。
今年行われたオーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)でも日本の中心人物として活躍した長谷川。同大会で得点王となった宮澤とともに、女子バロンドールの候補者に選出されている。
卓越した戦術眼、パスセンスを持つ長谷川は、シティでも実力を発揮してきた。昨夏ウェストハムから加入し、20試合に出場して1ゴールをマーク。PFAが選ぶ昨季のシーズンベストイレブンに選出された。1126本のパスを試みて成功率は89%。83回のデュエルに勝利して、38回のタックルと40回のインターセプトを達成するなど、その能力を示す数値も明らかとなっている。
クラブ、代表での活躍を評価され、今回の女子バロンドールにノミネート。クラブ公式サイトでも「長谷川唯、カディヤ・バニー・ショー、ジル・ルードのスター選手3人が、2023年の女子バロンドールの30人の候補に選ばれた」と紹介した。
長谷川については「長谷川は、ガレス・テイラー監督率いるチームでのデビューシーズンで、中盤の底にすんなりと溶け込み、素晴らしい活躍を見せた。レスター戦でのゴールで初出場を飾った後、彼女のエネルギー、献身性、規律正しさは、シティの中心的な歯車となった」と称賛を述べ、ノミネートを祝福している。
シティ公式X(旧ツイッター)の報告投稿では、3人の中心に堂々と長谷川の姿があった。ファンも「すげえ」「ここに日本人いるのえぐい」「かっこいい」と反応し、名だたる選手の1人としてノミネートされたことに反響が広がっていた。
なお、シティ男子の方からは、ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを含む7人が男子バロンドールの候補に選ばれている。