手薄になった中盤を遠藤とフラーフェンベルフで補強

　イングランド1部リバプールは今夏、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、日本代表MF遠藤航、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフらを補強した。そのなかで、英メディアは遠藤について「重要な選手になる可能性は十分にある」と伝えている。

　リバプールは今夏、ブライトンからマック・アリスターを獲得。そのほか、ドイツ1部RBライプツィヒからハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、シュツットガルトから遠藤を迎え入れ、移籍市場の最終日にはドイツ1部バイエルン・ミュンヘンから21歳のフラーフェンベルフの加入も決まった。

　英メディア「THE BOOT ROOM」は、「今夏、リバプールは多くの中盤の補強を行ったが、おそらく最も興味をそそるのは遠藤航だろう。我々もそれと同じ考えで、遠藤がリバプールに来た時、遠藤のことをほとんど何も知らなかったが、ユルゲン・クロップ監督は遠藤のファンであり、彼がレッズのスターになれると考えているようだ」と遠藤に注目。移籍ジャーナリストのディーン・ジョーンズ氏が、遠藤に関して評価しかねていることも紹介されている。

「リバプールは経験と中盤の深さを失い、脆くなってしまった。だから、ギリギリになってフラーフェンベルフと遠藤でその弱さを補おうとしたんだ。もし遠藤がクロップ監督の期待に沿うことができ、私の耳に入っているような選手であれば、私の中での彼に対する位置付けは間違っていたことになるよ。それはやがて証明されるだろうが、彼が証明に値する選手になるか分からないし、私だって判断を下す必要がある」

　遠藤は移籍後3試合に出場。直近のアストン・ビラ戦（3-0）では、試合を締めるクローザー役で後半42分からの起用だった。今後、どのように使われていくかに注目が集まる。記事では、「遠藤は大きな期待はされていないかもしれないが、リバプールにとってサプライズとなるかもしれない。クロップ監督によって、才能ある選手が見出されてきたのを何度も見てきた。遠藤はリバプールの年間MVPではないかもしれないが、今季のレッズにとって重要な選手になる可能性は十分にある」と展望していた。