「もう1回叩きのめしてやろうと」 ドイツの“天敵”堂安律、リベンジ阻止を宣言…勝負を分けるポイントは?【現地発】

日本代表の堂安律【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表の堂安律【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

堂安はカタールW杯で貴重な同点弾

 日本代表は9月6日、ドイツ・ヴォルフスブルクで9日(日本時間10日)の国際親善試合ドイツ代表戦に向けて公開練習を行った。太陽が照り付けるなか、約1時間半汗を流した。カタール・ワールドカップ(W杯)でドイツ相手に貴重な同点ゴールを決めたMF堂安律は「もう1回叩きのめしてやろうと思っている」と“リベンジ阻止”を誓った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 ブンデスリーガで活躍する堂安が、ドイツの地で2連勝を断言した。カタールW杯グループリーグ初戦、0-1のビハインドを背負った後半に堂安が強豪ドイツ相手に反撃の狼煙を上げる一撃を決めた。ゴール前にMF三笘薫がボールを持って機を窺うと、ペナルティーエリア内でMF南野拓実が受ける。中央への強烈な一撃をGKマヌエル・ノイアーが弾いたところに堂安が反応し押し込み、同点ゴールとなった。

 今回のドイツ戦でも得点に期待が懸かるなか「もちろんゴールを狙っています」としつつ、ただチームでは開幕戦でのコンディション不良もあったため「トータルでも90分出ていない状況なのでコンディションを含めて上げていくというのを日々の練習から意識している。それを続ければ得点が見えてくると思う」と、状況を見極めた。

 それでも、やはり強豪相手に力を込める。「もう1回叩きのめしてやろうと思っているので、でかい態度でやれるように頑張ります」。6月シリーズでは背番号10を付け、インサイドハーフでプレーするなど真価を発揮した。再戦でも、その存在感に注目は集まることが間違いない。

 カタールW杯後にはフライブルクサポーターから「『よくやったぞ』と。自分らの選手ということでかなり褒めてくれた、称賛してくれた感じがある」と、現地が思わず称えるほどの活躍だった。日本が連勝を飾るためのポイントもしっかり分析している。

「特に立ち上がり相手がどう入ってくるか。相手が前に来るのであればかなり後ろがあいてくると思いますし、ブンデスの傾向も同じでラスト20分、30分はかなりオープン展開になる感じの試合が多い。W杯の時のドイツもそうでしたし、ラスト30分に自分が出た時間帯はかなりあいていたので、そこまでに0-0、もしくは悪くても0-1というのは、W杯もそうでしたけど、必要になってくる。W杯で自分たちが何が通用したかっていうのは忘れちゃいけないと思いますし、ポゼッション率を少しずつ5%、6%上げていくのは必要ですけど、一番点を取りやすいシンプルなやり方というのは忘れちゃいけない」

 ドイツにとっては絶対負けられない相手の日本。立ちはだかるのはやはり堂安律だ。

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