浦和スコルジャ監督、ルヴァン杯の勝利に言及 先制点には喜び…評価ポイントは?「押し込まれる難しい時間帯も…」
シャルクがチームに貴重な勝利をもたらした
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、9月6日のルヴァンカップ準々決勝第1戦、ガンバ大阪とのゲームで1-0の勝利を収めると「練習している形の中から得点が生まれたので嬉しい」と喜びを語った。
0-0で前半を終えた試合は後半、キックオフの流れで浦和が敵陣にボールを送ると、G大阪がマイボールを安定させる前に浦和がプレス。FW髙橋利樹がボールを奪うとMF小泉佳穂がこぼれ球を拾い、ゴール正面のMFアレックス・シャルクへ。フリーで右足を強振したシャルクの一撃は無回転でゴールに突き刺さり、浦和に先制ゴールが生まれた。
スコルジャ監督はこのゴールについて「前半の立ち上がりもそうだったが、後半も立ち上がりからハイプレスを掛けようとハーフタイムに話した。そして、練習している形の中から得点が生まれたので嬉しい」と、高い位置で奪ったボールを素早くゴールにつなげた形に喜びの声を残した。
しかし、前半が相手ボールの長い展開だったのと同様に、後半も半ば過ぎからは押し込まれた。特にラスト10分ほどはペナルティーエリア内で守る場面が連続し、指揮官は「実際にタフなゲームになった。代表や怪我人でいない選手がいないなか、全体でまとまってプレーできたことは嬉しく思う。押し込まれる難しい時間帯もあったが、高いモチベーションを武器に守ることができた。キープされているなかで、押し込まれ過ぎている場面はあった。ただ、初めての組み合わせと言えるようなメンバーでこうなったのは私も理解できる」と振り返っている。
今季から勝ち上がりに関するアウェーゴールのルールは撤廃されているものの、敵地での初戦勝利は大きな結果になった。9月10日にホームの埼玉スタジアムで行われる第2戦に向け、指揮官は「日曜日の試合を私たちも楽しみにしている」と、準決勝進出へ向けて自信を覗かせていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)