本田擁護派のミラン番記者が「残留すべき」と主張 記者会見で“中盤起用”をモンテッラ監督に提案
本田は4日のクロトーネ戦の終盤に出場 自身のFKからラパドゥーラが決勝ゴール
ACミランの日本代表FW本田圭佑が、4日の本拠地クロトーネ戦で後半36分から途中出場を果たし、10月25日のジェノア戦(0-3)以来、5試合ぶりとなるピッチに立った。後半41分に本田が蹴り込んだFKからミランFWジャンルカ・ラパドゥーラが決勝ゴールを決めて、チームは2-1と勝利を収めた。
今季初めてチームの勝利に貢献した背番号10について、ミランのイタリア人番記者は「幸運を呼び込んだ」と評価。来年1月に移籍金ゼロで放出されるという地元報道もあるが、故障者続出のチーム状況から「残留すべき」と主張している。
本田は後半36分にラパドゥーラの勝ち取ったPKを強奪し、外すという失態を犯したエムベイエ・ニアングと交代でピッチに入った。4-4-2の左サイドハーフに入ると、本田はその5分後に自ら得たFKでキッカーを務めた。エリア内にボールを送り込み、相手DFがクリアし切れず、混戦からラパドゥーラが右足で豪快にゴール左隅に蹴り込んだ。
これ以外に見せ場はなかったが、勝利に貢献した背番号10を久しぶりに評価する声が上がった。イタリアメディアで珍しく本田に好意的なレビューを続けて来た地元テレビ局「7ゴールドTV」のパウロ・ヴィンチ記者は合格点を与えている。