FC東京、ルヴァン杯準々決勝は思わぬ形で先制 福岡GKのミスを見逃さず…歴史的勝利へ先手の一歩
ルヴァン杯準々決勝の第1戦で福岡と対戦
Jリーグ・ルヴァンカップ(杯)準々決勝第1戦のFC東京対アビスパ福岡の一戦は、思わぬ形で試合が動いた。
3日前の対戦では開始2分に先制点を挙げたことで福岡が試合を優位に進め、アウェーで2-1の勝利を挙げた。その試合を教訓としたFC東京は、日本代表DF長友佑都を3バックの左に入れるフォーメーションで試合に臨み、福岡の3-4-3に対抗。さらに自陣からロングボールを積極的にFWアダイウトンとFW熊田直紀の2トップに入れる戦い方で、試合の主導権を握った。
そうしたなか、前半16分にFC東京はロングボールを前線に送ると、アダイウトンがDFドウグラス・グローリとボールを競り合う。グローリがヘディングでバックパスをGK永石拓海に送ったが、これを永石が処理できずに落としてしまう。こぼれ球にいち早く反応したアダイウトンが無人のゴールにシュートを決め、FC東京が先制した。
2021年に福岡がJ1に昇格して以降、公式戦8試合を戦って3分5敗と勝利のないFC東京。あきらめずにゴール前に詰めていたアダイウトンの挙げた先制点を、2016年9月4日のナビスコ杯準々決勝(2-0)以来の勝利に結びつけることができるだろうか。
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