マンU守護神オナナ、カメルーン代表復帰を表明 「国を代表する強い思いは不変だ」

マンUのアンドレ・オナナ【写真:ロイター】
マンUのアンドレ・オナナ【写真:ロイター】

カタールW杯で指揮官と対立し離脱、SNS上で復帰を表明

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドに所属するGKアンドレ・オナナが、カメルーン代表に復帰する意向を表明した。英紙「メトロ」が報じている。

 27歳のオナナは、これまでカメルーン代表として34試合に出場している。昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)でもカメルーン代表に選ばれていたが、大会中にリゴベール・ソング監督はリスクのあるプレーをしないようにオナナに要求したが、オナナはこれを拒否。ソング監督と衝突したことで大会途中にチームを離脱していた。

 大会終了後には、SNSを通じて代表からの引退を表明していたオナナだが、8月29日に発表された9月のアフリカネーションズカップ予選に向けたカメルーン代表のメンバーに選出されたことで、その動向が注目されていた。

 オナナは再び自身のSNSを通じて「サッカーの世界では、人生と同じように重要な選択をしなければいけない絶対的な瞬間が来る。この数か月、僕は不正や誤魔化しに満ちた試練に直面していた。それでも僕の祖国であるカメルーンに対する揺るぎない愛情と結びつきはまったく変わらない。国を代表することへの強い思いは、ユース年代の時から不変だ。それは僕から切り離せないアイデンティティだ。何であっても、誰であっても、この信念は変えられない」と綴った。

 そして、「僕の代表招集に応じるという答えは、揺るぎないものであり、僕の夢を満たすだけではなく、輝かしい代表を見るべきカメルーンの人々の期待や応援に応えるものだ。誤魔化し、嘘、権力の乱用に直面しても、僕は自分の理想に忠実であり続けることを選び、誇りをもって国を代表し、誠実に取り組む。今こそ団結して、カメルーンのためという共通の利益のために一丸となる時だ」と代表復帰を発表している。

 なお、オナナが代表に復帰し、カメルーン代表がアフリカネーションズカップに出場する場合、マンチェスター・ユナイテッドは4試合、オナナを欠いて戦う可能性があるようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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