久保建英の躍動「レアル首脳の目に留まった」 “スター級”の活躍に去就再燃か「ベリンガムに匹敵」
シーズン開幕から3ゴール1アシストと躍動、好パフォーマンスにレアル専門メディア注目
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間9月2日に行われたラ・リーガ第4節グラナダ戦で2得点の活躍を見せ、5-3の今季初勝利に大きく貢献。4試合連続でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にも選出されたなか、シーズン開幕から3ゴール1アシストと躍動するパフォーマンスに、レアル・マドリード専門メディア「BERNABEU DIGITAL」が注目している。
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ソシエダで2シーズン目を迎えた久保は、ジローナとの開幕戦で1ゴール、続くセルタ戦で1アシストをマーク。第3節のラス・パルマス戦でこそ見せ場を作れなかったものの、グラナダとの一戦では前半9分に相手最終ラインの裏へ抜け出し、チームの先制点を決めると、同点に追い付かれて迎えた同44分には、右サイドからカットインして左足を振り抜き2点目をマークした。
右大腿四頭筋の違和感でトレーニングを欠席し、欠場の可能性も報じられていた久保だったが、終わってみれば2得点に加え、4-1で迎えた後半31分には相手のオウンゴール誘発するチーム5点目にも関与と躍動。シーズン開幕からの好調ぶりは健在で、リーグ4試合を終えて3ゴール1アシストと、突出したパフォーマンスを示している。
そんな久保の活躍ぶりを、レアル専門メディアが注目。今夏にドイツ1部ボルシア・ドルトムントから移籍金1億300万ユーロ(約156億円)でレアルに加入後、4戦5発と好スタートを切ったイングランド代表MFジュード・ベリンガムの姿と重ね「今シーズンのスタートダッシュはジュード・ベリンガムに匹敵する」と“スター級”の活躍ぶりだと報じている。
さらに「レアル・マドリードは、このウインガーとの契約に関してはほかのチームよりも優先権があるため、そのチャンスを逃すことはないだろう」とも指摘。久保は昨夏、保有元のレアルからソシエダへ5年契約で完全移籍。レアルが保有権の半分を600万ユーロ(約8億4000万円)で売却し、残りの50%を保持する形での契約(契約解除条項は約6000万ユーロ/約80億円に設定)が結ばれていることから、動向を注視する可能性を伝えている。
「4試合で3ゴール1アシストという今シーズンの素晴らしいスタートダッシュは、レアル・マドリード首脳陣の目に留まり、目を光らせている。この日本人は爆発的な成長を遂げ、近々多くの欧州クラブが彼の門を叩くだろうが、レアル・マドリードはチームを向上させるため、市場の好機を逃すまいと虎視眈々と狙っている」
久保はソシエダ加入1年目の昨季、リーグ戦9ゴール4アシストと活躍。スペイン移籍後、本領を発揮し始めた日本人アタッカーの去就に関し、今オフには一部でビッグクラブ入りが囁かれながらも「来年も100%チュリ・ウルディン(ソシエダの愛称)だ」と宣言。自ら周囲の雑音を封じたものの、この活躍ぶりが続けば、去就動向に関する憶測がさらに熱を帯びそうだ。