遠藤航は「マシンのようだ」 クロップ監督が指摘、成功への改善点とは?「大きな違い」

リバプールの遠藤航【写真:ロイター】
リバプールの遠藤航【写真:ロイター】

アストン・ビラ戦ではベンチスタートに、守備固め要因として終盤に出場

 イングランド1部リバプールは現地時間9月3日、プレミアリーグ第4節でアストン・ビラと対戦し、3-0で勝利を収めた。日本代表MF遠藤航は後半42分からの途中出場となったなか、現地メディアはユルゲン・クロップ監督のコメントを引用し、リバプールで成功するための改善点に焦点を当てている。

 ホームにアストン・ビラを迎えた一戦でベンチスタートとなった遠藤は、3点リードで迎えた後半42分、MFアレクシス・マック・アリスターとの交代で途中出場。中盤底のアンカーに入ると、アディショナルタイムを含め、およそ7分間のプレータイムながら守備固めとしてのタスクを全うした。

 前節のニューカッスル戦ではリバプール加入後、初の先発出場を飾ったものの、今月18日に正式加入したばかりとあって連係面には課題も散見。デビュー戦となった第2節ボーンマス戦(3-1)と合わせて数的不利となる状況での戦いを強いられた不運も重なり、本領発揮に至っていないのが現状だ。

 そんななか、リバプール専門メディア「Anfield Watch」は「ユルゲン・クロップ監督はリバプールで成功するための改善すべき点をいくつか挙げた」として、指揮官のコメントに注目。クロップ監督はブンデスリーガで“デュエル王”に輝いた遠藤のプレースタイルを評価しつつも、リバプールに適応するための課題も感じているようだ。

「我々はカウンタープレスのチームであり、ポゼッションやポジションを駆使している。そのなかで彼のポジショニングは少し深すぎる。彼とはミーティングを重ねたし、その点を改善するつもりだ。彼は100パーセント正しいプレーをしたいと思っているし、スペースが狭くなった時のトレーニングを見ていると、彼はマシンのようだ」

 一方で、「プレシーズンを経験していないことが、ほかの2人の新戦力(マック・アリスター&ドミニク・ソボスライ)との大きな違いだ。彼らは我々と一緒にプレシーズンを過ごした。彼にはトレーニングが必要なだけで、すべて上手くいくだろう」と、加入間もない状況を踏まえ、今後への期待感も露わにした。

 アストン・ビラ戦では試合終盤のわずかな起用のみにとどまった遠藤。昨季の主力が相次いで退団した中盤において、新たな守備的MFとして迎えられたなか、指揮官の指摘する課題を克服できるかが、先発定着へのポイントと言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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