リバプール遠藤が「ミルナーの役割で出場」 ”今後の起用法”に現地メディア見解「これが最善策かも」

リバプールでプレーする遠藤航【写真:Getty Images】
リバプールでプレーする遠藤航【写真:Getty Images】

遠藤は後半42分から途中出場

 イングランド1部リバプールは現地時間9月3日、プレミアリーグ第4節でアストン・ビラと対戦し、3-0で勝利を収めた。日本代表MF遠藤航は後半42分からの途中出場で、英メディアの採点では評価なしとなったが、寸評では「初めてサブだったミルナーの役割で出場したが、これが彼の最適な起用法となるかもしれない」と見解が述べられている。

 前節ニューカッスル戦(2-1)では初先発を飾った遠藤だが、この日はベンチスタート。開始早々の前半3分、右コーナーキック(CK)が流れたところをペナルティーエリア手前からハンガリーMFドミニク・ソボスライが豪快な左足のダイレクトボレーをゴール右隅に突き刺した。幸先良く先制に成功して勢いづくと、同22分にはアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターの浮き球のパスに抜け出したエジプト代表FWモハメド・サラーが横パスを出すと、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスが力強く右足を振り抜く。シュートはポストを叩いたが、跳ね返ったボールが相手DFに当たり、オウンゴールで追加点を奪った。

 2点のリードで前半を折り返したリバプールは後半10分、右CKをヌニェスがヘディングでファーサイドへと逸らし、詰めていたサラーが押し込んで3点目を奪取。同42分には試合を締める役割として遠藤が投入され、そのまま3-0で白星を飾った。英各メディアはアストン・ビラ戦に出場した選手を10点満点で採点しているが、遠藤は出場時間が短かったこともあり、「N/A(該当なし)」の対象となった。

 一方、寸評は記載されており、英地元紙「リバプール・エコー」は「ようやく11人が揃ったリバプールでもう少し時間が与えられれば彼にとっては喜ばしかった」と触れ、リバプール専門メディア「This is Anfield」は「初めてサブだったミルナーの役割で出場したが、これが彼における最善策かもしれない」と綴っている。

 ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンからオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが加入したこともあり、中盤のポジション争いはより激しいものとなったが、遠藤が守備的MFとして主力に定着していくのか、もしくは途中出場で計算されるサブの立場となるのか、シーズン序盤戦のパフォーマンスが鍵を握ることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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