2試合連続完封負けの福岡、得意のFC東京戦で好スタート わずか11分間で2点リード

先制ゴールを決めた福岡の佐藤凌我【写真:徳原隆元】
先制ゴールを決めた福岡の佐藤凌我【写真:徳原隆元】

佐藤、山岸が立て続けにゴール

 J1リーグは9月3日に各地で第26節を行い、味の素スタジアムでは10位のFC東京が8位のアビスパ福岡と対戦。この試合の直後に行われるルヴァンカップ準々決勝でも対戦することが決まっている両チームは、この試合を皮切りに公式戦3試合連続で対戦することなる。

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 直近の第24節アルビレックス新潟戦(0-1)と京都サンガF.C.戦(0-2)と2試合連続で完封負けを喫していた福岡だが、FC東京との対戦では2021年から公式戦で4勝3分と一度も負けていない。そんな相性のいい相手から、いきなり先制点を挙げる。

 前半2分、右サイドからDF前嶋洋太が逆サイドにボールを送ると、これを受けたMF前寛之が左サイドからクロスを入れる。このボールに反応したFW佐藤凌我がジャンピングボレーを決めて福岡が早々に先制点を挙げた。

 ゴールが決まった瞬間、味の素スタジアムはシーンと静まり返った。逆サイドのゴール裏の福岡ファンも、ゴール直後には得点が決まったことを把握できていなかったが、すぐにゴールを喜んだ。

 さらに前半11分にも福岡は、左サイドのスローインからのデザインプレーでMF紺野和也がフリーになりエンドライン際からボールを折り返す。これをFW山岸祐也がゴールに決めて、2点をリードした。先制点の時にはゴールが把握できずに反応が遅れた逆サイドのゴール裏の福岡ファンも、追加点には即座に反応してゴールを喜んだ。

 公式戦3連戦、計270分の戦いを繰り広げる両チームだが、立ち上がり11分では明暗が大きく分かれることとなっている。

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